新車試乗レポート
更新日:2021.05.26 / 掲載日:2021.04.01

「SUBARU XV」を選ぶべき4つの魅力

 低重心かつ左右対称レイアウトのAWDを実現する水平対向エンジンを量産車に採用し、世界中から注目を集めているSUBARU。オリジナリティあふれるパワートレーンの熱烈なファンは旧来から多いが、最新トレンドはやはり電動化だ。新世代の幕開けとなるe-BOXER。その魅力を中心に、人気のコンパクトSUVクラスで奮闘する「SUBARU XV」の見どころを検証してみた。

●e-BOXER搭載車価格帯:265万1000~292万6000円
●1.6Lガソリン車価格帯:220万~233万2000円
●問い合わせ先:0120-052215(SUBARUお客様センター)

SUBARU XV 2.0e-S アイサイト(AWD)
●車両本体価格:287万1000円 ●ボディカラー:ホライゾンブルー・パール●主要諸元(SUBARU XV 2.0e-S アイサイト・AWD)●全長×全幅×全高(mm):4485×1800×1595(ルーフレール装着車)●ホイールベース(mm):2670●最低地上高(mm):200●車両重量(kg):1560(ルーフレール装着車)●最小回転半径(m):5.4●パワーユニット:2.0L水平対向4気筒DOHC直噴ガソリンエンジン(145PS/19.2kg・m)+モーター(10kW/65N・m)●トランスミッション:リニアトロニック(マニュアルモード付きCVT)●燃料:ガソリン<レギュラー>●タンク容量(L):48●WLTCモード総合燃費:15.0km/L●タイヤ:225/55R18

進化し続けるXV!だから魅力が色褪せない

 ワイルドだけど品の良さも感じられ、頼もしいけど優しくて。広い室内とたくさん積めるラゲッジがあるのに、運転しやすいサイズ感で、ロングセラーの人気モデルとなっているクロスオーバーSUVのSUBARU XV。現行型は2017年の登場だが、次々に強力なライバルが現れても、なぜその魅力が埋もれないのか、再確認すべく今回試乗を行った。

 力強く若々しさを感じるデザインは都会にも大自然にも溶け込み、ボディカラーが11色もあるのが嬉しい。そして最低地上高が200mmあるのに、ルーフレール無しなら全高は1550mmに抑えられており、狭い機械式立体駐車場にも対応。だから都会でも大自然でものびのびと運転できるのは、XVの大きな魅力のひとつだ。

 さらに、2019年の改良で搭載された2.0L水平対向エンジン+モーターの「e-BOXER」は、発進から滑らかでパワーも十分。上質な重厚感がありつつ、まったくシビアさのない大らかなステアリングフィールや、最低地上高200mmとは思えない低重心な安定感がリラックスさせてくれる。スイッチひとつで走行モードが変わる「SIドライブ」と協調制御するアダプティブ変速制御「eアクティブシフトコントロール」のおかげもあり、ノーマルの走行モードとスポーティなSモードの違いがより際立って、リラックスした走りだけでなく、運転そのものを楽しめるのも、SUVカテゴリーとしては貴重な存在だ。

 また、今回は本格的なオフロードは走らなかったが、XVではフォレスターと同じ2モードのX-MODEを採用。オフロードや雪道での走破性もさらに高まっている。タイヤが埋まってしまうような道でも、XVなら自力で脱出可能というのが頼もしいところ。

 高速道路では、合流も追い越しも思い通りにできる気持ち良さが魅力。そして2つのカメラで周囲の状況を常に的確に捉え、アクセル・ブレーキ・ハンドル操作を制御してくれる「アイサイトツーリングアシスト」による心安らぐ時間が流れる。ノロノロ渋滞でも作動するから、遊んで疲れた帰り道でもまったく苦にならないのは本当に助かる。ほかにも様々な先進技術により、ドライバーの運転支援や疲労低減などを積極的に行ってくれるため、鉄壁の安心感が SUBARU XVにはある。

 買い物などの日常から、室内でゆったりとくつろぐロングドライブ、海へ山へとアクティブなレジャーとどこへでも一緒に行きたくなるこのクルマ。改めて今のSUVの傑作だと実感した次第だ。

【魅力1】2.0L水平対向エンジン+モーターによる爽快な走り!

  • ※e-BOXERの仕組みのイラストはフォレスターのもの。

長年培ってきたSUBARUの技術結晶とも言える、振動が小さくなめらかなエンジンフィールが魅力の水平対向エンジン。その2.0L直噴エンジンにモーターを組み合わせ、車体後方に搭載したバッテリーとともに、常に最適なモーターアシストで軽快な加速をもたらすe-BOXER。燃費に配慮したインテリジェントモードと、リニアな加速のスポーツモードを切り替えるSI-DRIVEと連動し、ダイレクト感を高める「e-アクティブシフトコントロール」もあって走りは実に爽快だ。

【魅力2】街中からアウトドアまで似合う若々しいスポーティスタイル

スバルのデザインフィロソフィー「Dynamic×Solid」を体現する、今もに走り出しそうな躍動感と、上品さや安心を感じさせる塊感。都会にも大自然にも調和するデザインだ。

【魅力3】上質感あふれるインテリアと設え。居住空間も広くて快適

広々と開放的だけど、どこかホッとできるインテリア。開口部が大きくフラットな大容量ラゲッジは、6:4分割で後席を倒せば自転車やゴルフバッグも余裕で積載できる実力派だ。

【魅力4】充実した先進安全装備と運転支援機能でいつも安心

アイサイトツーリングアシスト作動画面

  • 「ヒヤリ!としない」をサポート

  • 「疲れない」をサポート

  • 「ぶつからない」をサポート

ぶつからないための衝突回避支援、疲れないための運転負荷軽減、ヒヤリとする瞬間やうっかりミスを防ぐための安全運転支援、死角を減らす視界拡張機能。これらが連携しあって、いつでもどこでも安心で快適な運転をサポートする「アイサイト」。全車速で追従走行と車線中央維持を自然になめらかに行う、違和感の無さにも脱帽だ。

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●文/まるも亜希子 ●写真/奥隅圭之

提供元:月刊自家用車

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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