新車試乗レポート
更新日:2018.10.16 / 掲載日:2018.07.26
HONDA ジェイド 試乗インプレッション
●文:川島茂夫●写真:奥隅圭之
HONDA ジェイド

●発売日:5月18日●価格帯:239万8680~308万8800円●販売店:ホンダカーズ全店●問い合わせ先:0120-112010
主要諸元(RSHondaSENSING)
●全長×全幅×全高(mm):4660×1775×1540●ホイールベース(mm):2760●車両重量(kg):1450●駆動方式:FF●パワートレーン:1496cc(150PS/20.7kg・m)●トランスミッション:CVT●JC08モード燃費(km/L):17.6●燃料タンク容量(L):47[レギュラー]●最小回転半径(m):5.7
2列シート仕様は高い後席居住性を実現
3列シートまで設定されるスポーツワゴンがジェイドの基本コンセプトだが、MCでは2列シート仕様を追加し、後席居住性の向上を図るなど、ワゴン色を強く出している。また、パワートレーンの制御特性やサスのダンパーセッティングにも変更が加えられている。
変速感の小気味よさや伸びやかな加速感など従来車よりもドライバビリティに小気味よさが加わったが、加速性能に大きな変化はない。フットワークも同様で細かな突き上げの減少など、乗り心地の洗練感は増したが、これも小改良といった印象が強い。MCで大幅な性能向上がないのは、従来のターボRSから高レベルでまとまっていたため。
1・5Lダウンサイジングターボは低回転のトルクが太く、高回転まで扱いやすい。アジャイルハンドリングアシストの採用もあり、様々のコーナリングで乱れ少なく素直な操縦性。こういった長所をそのままにスポーティな味わいと洗練感を高めたのが新型である。
スポーティドライビングを楽しむにもツーリングにも適した走り。ワゴンらしいキャビン機能を備え、意外と汎用性の高いモデルでもある。使い勝手にもこだわるスポーツワゴン派向けである。
シート形状や素材の見直しを実施、2列目は大型アームレストや座面中央反転テーブルを備える。

2列シート車はフル乗車で440Lの荷室と23Lの床下収納を備える。リヤシートは6:4で分割可倒式。
提供元:月刊自家用車