新車試乗レポート
更新日:2018.10.05 / 掲載日:2017.12.27
MINIクロスオーバー【価格帯別】人気SUVベストバイ/300万~400万円

MINI クロスオーバー (ガソリン車) 価格帯:335万~562万円
PROFILE
ミニのシリーズ中、最も大柄でレジャー適性が高いのが「クロスオーバー」(海外名称=カントリーマン)だ。パワートレーンは2Lディーゼルが基本で、ガソリン車はミニ最強の「ジョンクーパーワークス」のみだったが、’17年10月に1.5L・3気筒102PSで335万円の「ワン」が追加された。ディーゼルの「クーパーD」が393万円とギリギリ300万円台ではあるが、実質的にはこのワンのみが300万円台のクロスオーバーということになる。

機能的なコックピット。メーター内にマルチインフォーメーションディスプレーを備える。ナビスペースは7インチサイズだ。
キャラクターへの傾倒ありきの一台。デザイン性や質感の高さは見逃せない
だからオススメ! by 川島
キャラクターに惚れ込めれば
他のSUVにはない魅力が多い
レジャーワゴンとしてユーティリティや悪路踏破性を求めるタイプのモデルではない。あくまでも「ミニ」のキャラありきで、それをSUVモチーフで楽しむのが本筋。「ミニ」に惚れてるドライバー限定である。とはいえ、街中でも扱いやすいサイズや遊び心たっぷりのデザインを高質感で仕上げた内外装等々、他のSUVとは違った魅力も多い。コンパクトなスペシャリティ系SUVを考えているユーザーは要チェックの一車である。だからオススメ! by 山本
ファミリーで使えるミニ。
パワートレーンは用途や嗜好で選ぶべし
日本でミニシリーズの約4割を占めるモデル。新型でボディサイズが拡大されたが、立ち位置がプレミアムスモール→プレミアムコンパクトになったためだ。居住性アップに加え内外装の質感も引き上げられており、ファミリーでシッカリ使えるミニに仕上がっている。パワートレーンはガソリン/ディーゼル/ハイブリッドと用途や嗜好に合わせて選択できるのも嬉しいポイントだろう。スポーティな「JCW」はクロスオーバーのホットハッチと言える存在だ。
遊び心たっぷりのデザイン
ミニを推す誰もが挙げるのが、そのデザイン性の高さ。特に室内は円をモチーフに統一され、あえてクラシカルなトグルスイッチを採用するなど、類のない個性を放つ。
オプション用品のピクニックベンチは、アウトドアをおしゃれで快適に過ごす提案だ。
カリカリのJohn Cooper Worksも

MINI ジョンクーパー ワークス クロスオーバー 価格:562万円
ミニ最強の231PS・2Lターボを搭載するホットバージョン。エアロを装着したエクステリアがラリー仕様を思わせ、室内もレッドの差し色でスポーティに仕立てられている。
ミニクロスオーバーはディーゼル車もオススメ!
MINI クロスオーバー(ディーゼル車) 価格帯:393万~493万円
2L・4気筒ディーゼルターボ+8速AT車は、150PSのクーパーD/同オール4と190PSのクーパーSDオール4、計3グレードを設定。JC08モード燃費は20.8~21.3km/Lだ。
だからオススメ! by まるも
動力性能がより高く、悠々としたクルージングが可能になる ボディサイズはミニではないが、走りにはミニの持ち味であるゴーカートフィーリングがしっかり受け継がれているSUVがミニクロスオーバーだ。231PS/350NmのJCWは刺激が強すぎるので、街乗りの快適性とレジャーでの余裕を考慮すると、190PS/400NmのクーパーSDがオススメ。高速道路でも悠々としたクルージングができる。オプションのピクニックベンチなど、遊び心あふれる装備が用意されているのも大きな魅力だ。