新車試乗レポート
更新日:2018.11.24 / 掲載日:2017.01.16
ホンダ フリード/フリード+ 試乗レポート
ホンダ フリード/フリード+ 試乗レポート
試乗
[フルモデルチェンジ]
発表:2016年9月16日
お客様相談センター
TEL:0120-112010
文と写真●編集部
正常進化型フルモデルチェンジでフリードの魅力が全方位アップ
「ちょうどいい」という、一見曖昧だけど、じつは多くのひとにとって共感しやすい価値観を掲げ、一躍人気車種となったフリード。コンパクトなボディに最大7名乗車を実現したコンパクトミニバンで、今回のフルモデルチェンジでは、初代からコンセプトを受け継ぎつつ内容を大幅にアップデート。初代同様に2つのボディタイプを用意するが、ネーミングは変わって3列仕様が「フリード」、2列仕様が「フリード+(プラス)」となった。
シンプルかつクリーンなエクステリア同様、室内もオーソドックスでありながら品質の高さを感じさせる仕上げが好印象で、フロントガラスを上方向に拡大しているおかげで見晴らしもいい。低床設計のおかげで室内全体が広々としており、まるでテラス席にいるような快適さが味わえた。この床の低さはラゲッジの使いやすさにつながっていて、とくにフリードプラスの利便性が大いに強化された。
試乗したのは販売面でも主力の1.5Lハイブリッド仕様。モーターによるアシストのあるハイブリッドは、街中でのストップ&ゴーにも十分な加速力を提供してくれるし、乗車人数や荷物が多くなったときへの対応力にも安心感がある。また、4WDや車いす仕様といったモデルでもハイブリッドが選べるようになったのは、新型の嬉しい点だ。ステアリングの手ごたえは軽めながら、ふらつきを抑えたサスペンションセッティングのおかげで快適さは上々。デザイン同様、男女を問わないユニバーサル的な扱いやすさを感じることができた。
■インテリア/エクステリア写真[1]
安全運転支援システム「ホンダセンシング」を採用。7人乗り仕様では2列目がベンチシートになる。3列目への乗り込みも改善されている。
燃費はJC08モードで1.5L仕様が19.0km/L、ハイブリッド仕様で27.2km/L。4WDや車いす仕様でもハイブリッドが選べる。
■インテリア/エクステリア写真[2]
開口部は高さ111cm、開口部最大幅108cm。シートアレンジも豊富で、3列仕様でも1列目・2列目がフラットな状態をつくり出せる。
ボディカラーは全9色で、写真はマンダリンゴールド・メタリック。スライドドア開口幅を先代より20mm広げ乗降性を向上させた。
2列で広い荷室を特徴とする「フリード+」。FF車では荷室開口部地上高が335mmと低く、背の高い荷物でも楽に積載できるようになった。
フリード ハイブリッドG ホンダ・センシング(7速DCT・6人乗り)
全長×全幅×全高 | 4265×1695×1710mm |
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ホイールベース | 2740mm |
トレッド前/後 | 1480/1485mm |
車両重量 | 1410kg |
エンジン | 直4DOHC+モーター |
総排気量 | 1496cc |
エンジン最高出力 | 110ps/6000rpm |
エンジン最大トルク | 13.7kg m/5000rpm |
モーター最高出力 | 29.5ps |
モーター最大トルク | 16.3kg m |
JC08モード燃費 | 27.2km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションバー |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 185/65R15 |
価格
フリード/フリード+ | 188万円~274万8200円(全グレード) |
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