新車試乗レポート
更新日:2018.10.10 / 掲載日:2016.05.27
ルノー キャプチャー 試乗レポート
ルノー キャプチャー 試乗レポート
試乗
【マイナーチェンジ】
発表/2016年3月3日
ルノー・コール
0120-676-365
文●編集部 写真●川崎泰輝
■エンジンの改良とギヤ比の見直しで扱いやすさがさらにレベルアップ
コンパクトな都会派クロスオーバーとして人気を集めるキャプチャーが、デビューから2年となる今年、マイナーチェンジを受けて改めて登場。改良のポイントはエンジンとトランスミッション。エンジンのトルクを高めるとともに、ギヤレシオを見直すことで、街中からロングドライブまで幅広いレンジでさらに運転がしやすくなったという。さらに、アイドリングストップ機能も追加され、燃費性能も17.2km/L(JC08モード)と改善した。
■ドライビング/ユーティリティ
わずか4.1mほどの全長に対して全幅1.78mというワイドなプロポーション、そこにSUVライクのスタイルを着るキャプチャーは、目のあたりにしたときの存在感が強く、印象に残るクルマ。そんなルックスに対して、従来モデルの加速はよく言えばなめらかだが、グイグイ前に出る力強さに欠けていたのも事実だった。それに対して新しい1.2Lターボとトランスミッションのコンビネーションは、とくにストップ&ゴーの多い街中で美点を発揮。数値上の変化は1.5kg mとわずかなものの、アクセルを大きく踏み込むことなくとも十分に加速するため、ドライバーにとってはクルマが軽く感じられる。加速の際にアクセルを踏み込まなくていいということは、実用燃費の面でも有利なはず。燃費といえば、アイドリングストップ機能の追加も、見た目には現れないが嬉しい変更点。無駄な燃料をカットするだけでなく、振動や騒音の面でもやはりあった方が嬉しい機能だ。
華やかなツートンカラーやスタイルに注目が集まりがちなクルマではあるが、その進化は非常に実直かつユーザー目線のもの。国産勢と比べても手頃感のある価格は健在で、初めての輸入車としてもオススメできる1台だ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
飛行機の翼をイメージしたというインパネデザインはいま見ても新鮮で、ピアノブラックの加飾パネルが上質な雰囲気を演出する。ナビはオプションで7V型と8V型を用意。
シート表皮を簡単に取り替えられる「ジップシートクロス」を採用。替え用のカバーはアクセサリーとして販売している。リヤシートには、6対4の分割可倒機能に加えて左右一体でのスライド機能も備わる。
■インテリア/エクステリア写真[2]
トルクが向上したことで、さらに乗りやすくなった。アイドリングストップ機能の追加で燃費も改善。
荷室の床面には高さを2段階に調整する機能が備わる。後席をたためば荷室容量は最大で1235Lまで拡大できる。
ボディの色と異なるルーフ色も選択可能。新色としてサンドレメタリック(ボディ)とイヴォワール(ルーフ)、ベージュサンドレメタリック(ボディ)とエトワールメタリック(ルーフ)が追加された。
ルノー キャプチャー インテンス (6速AT・エフィシェント デュアルクラッチ)
全長×全幅×全高 | 4125×1780×1585mm |
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ホイールベース | 2605mm |
トレッド前/後 | 1530/1515mm |
車両重量 | 1280kg |
エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 1197cc |
最高出力 | 118ps/5000rpm |
最大トルク | 20.9kg m/2000rpm |
JC08モード燃費 | 17.2km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ドラム |
タイヤ前後 | 205/55R17 |
価格
ルノー キャプチャー | 256万9000円~267万2000円(全グレード) |
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