新車試乗レポート
更新日:2018.11.07 / 掲載日:2016.05.27
ホンダ ヴェゼル 試乗レポート
ホンダ ヴェゼル 試乗レポート
試乗
【追加モデル】
発表/2016年2月25日
ホンダ・お客様相談センター
0120-112010
文●九島辰也 写真●編集部
■新車登録台数で絶好調のヴェゼルにスポーティな「RS」が新登場!
■ドライビング/ユーティリティ
Report 九島辰也
エクステリアでは顔立ちが異なる。RS専用のフロントグリル、クリスタルブラック塗装ハニカム構造のロアーガーニッシュがそれで、スタンダードモデルを超える押し出しの強さをアピールする。また18インチのアルミホイールもそう。グッと力強さを強調した。
さらにインテリアに目を移すとシート、インパネ、センターアームレストにスエード調表皮、ウルトラスエードを装着する。これもまたレーシーで特別感の高まる仕上がりだ。
だが、目玉はやはりパフォーマンスダンパーと可変ステアリングギアレシオの採用だろう。“走り”をイメージさせるRSの名前にふさわしい装備もちゃんと用意される。
実際に走らすとその恩恵は感じられる。減衰圧を高めたダンパーがクルマの挙動を安定させ、コーナリングでのロールを抑制する。思いのほかスポーティだ。もちろん、ダンパーだけ取り替えた短絡的なものではない。足まわりのセッティング全体を見直したり、ボディ各所に剛性部材を追加したりしている。かなり本格的だ。そしてダイレクト感の高まったステアリングフィール。そもそもキビキビした走りのヴェゼルだが、RSはその長所を見事に伸ばした仕上がりを見せてくれた。
■インテリア/エクステリア写真[1]
シートやインパネにウルトラスエードと呼ばれるスエード調素材を採用した。これはRS専用装備。本革巻きステアリングホイールとステンレス製アルミペダルもまた専用となる。
全長4305mmというサイズからは信じられないくらい広いキャビン。身長180cmのドライバーの後席に同程度の背の高い人が座れる優れたパッケージングを持つ。
■インテリア/エクステリア写真[2]
試乗したのはハイブリッドRS。1.5L直4DOHCガソリンエンジンとモーターは132馬力+29.5馬力というパワーを発揮する。
かなり広い開口部を持つヴェゼルのカーゴスペース。リヤシートは分割可倒式で使い勝手はよい。
18インチのデザインされたRS専用ホイールが足元をグッと引き締めるスタイリング。RSの名前に負けない仕上がりだ。ほかのグレードはFWDと4WDがあるが、ハイブリッドRSはFWDのみ。
ホンダ ヴェゼル ハイブリッドRS ホンダセンシング(7速AT・DCT)
全長×全幅×全高 | 4305×1790×1605mm |
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ホイールベース | 2610mm |
トレッド前/後 | 1535/1540mm |
車両重量 | 1310kg |
エンジン | 直4DOHC+モーター |
総排気量 | 1496cc |
エンジン最高出力 | 132ps/6600rpm |
エンジン最大トルク | 15.9kg m/4600rpm |
モーター最高出力 | 29.5ps |
モーター最大トルク | 16.3kg m |
JC08モード燃費 | 25.6km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | 車軸式 |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 225/50R18 |
価格
ホンダ ヴェゼル | 192万~288万6000円(全グレード) |
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