新車試乗レポート
更新日:2018.11.27 / 掲載日:2005.12.26
トヨタ bB 試乗レポート(2005年12月)
トヨタ bB 試乗レポート
試乗
発表/2005年12月26日
文●諸星陽一 写真●中村宏祐
■音と光とまったりを盛り込んだクルマ型ミュージックプレイヤー
■ドライビング/ユーティリティ
新型bBは新型ヴィッツのプラットフォームではなく、ポルテのプラットフォームを使用している。ではこのポルテのプラットフォームは何か?と言えば、先代のヴィッツ。つまり、bBのプラットフォームは革新的には進化していない。とはいえ、時間とともに改良が加えられたのは事実で、より熟成を重ねていると言える。
エクステリアデザインは初代bB同様に、垂直&水平パネルを多用した箱形のもの。もともとbBとは、ブラックボックスの略で、何が飛び出すかわからない箱というイメージなのだ。
搭載されるエンジンは92馬力の1.3Lと109馬力の1.5Lの2種。グレード展開は、上級のZとベーシックのSの2タイプで、Sは1.3LのFFと4WD、Zは1.5LのFFと1.3Lの4WDという設定。
Z、Sそれぞれにエアロパーツやアルミホイールなどを装着したXバージョンを設定。ZにはXバージョンの装備にプラスして、キーフリーシステムやCD付きラジオ、フロントピラースピーカー、パワードサブウーハー、リヤダクトスピーカー、アームレストコントローラーなどを装着したQバージョンを用意。まさにクルマ型ミュージックプレイヤーという言葉がぴったりのグレードに仕上げられている。
■インテリア/エクステリア写真[1]
センターメーターを採用するのは初代同様。センターコンソール下に装着されるのが、16cmの密閉型パワードサブウーハー。ミニジャックの入力端子も備えている。
フロントシートは最後尾まで下げると、1段低くシート位置を下げられるまったりモードが作り出せる。この状態での運転は不可。
リヤシートはL型ヘッドレストを備える。クッション、シートバックともにフラットなデザイン。少しだけだが、リヤダクトスピーカーが見える。
■インテリア/エクステリア写真[2]
リヤシートはシングルフォールディングの6対4分割でスペースアップ可能。FFと4WDでの違いはない。
1.5LエンジンはZのFFモデルのみに搭載。全車で平成17年基準排出ガス75%低減を実現。FF車は22年度燃費基準もクリアしている。
サイドから見るとキッチリとした箱形デザインであることがわかる。ウエストラインはリヤに向かって徐々に上がっていく。
bB Z・Qバージョン(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 3785×1690×1635mm |
---|---|
ホイールベース | 2540mm |
トレッド前/後 | 1470/1465mm |
車両重量 | 1070kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 1495cc |
最高出力 | 109ps/6000rpm |
最大トルク | 14.4kg m/4400rpm |
10・15モード燃費 | 16.0km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/L&Tドラム |
タイヤ前後 | 185/55R15 |
バリエーション&価格
1.3L
S | 134万4000円(151万2000円) |
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S・Xバージョン | 153万3000円 |
1.5L
Z | 144万9000円(159万6000円) |
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Z・Xバージョン | 163万8000円(178万5000円) |
Z・Qバージョン | 170万1000円(184万8000円) |
※価格は全国メーカー希望小売り価格。北海道・沖縄地区のみ価格が異なる。
()内は4WDの価格。4WDはすべて1.3L。