新車試乗レポート
更新日:2024.10.15 / 掲載日:2024.10.15
Nシリーズ初のEV「N-VAN e:」先行試乗
Nシリーズ初のEV N-VAN e:先行試乗
ホンダからNシリーズ初となる電気自動車(BEV)「N-VAN e:」が登場。ベースとなったガソリン車の商用バン「N-VAN」と同等の荷室空間が確保されており、主目的である配達業務等からレジャーユースでの活躍も想定されている。このモデルにいち早く試乗することができた。
文:川島茂夫 写真:本田技研工業株式会社
Nシリーズ初EVでありながら実力十分のN-VAN e:
短距離の集荷配送を繰り返す配達業務は距離や平均車速、頻繁な加減速など走行状況面でBEVとの相性がいい。そこを狙って開発されたモデルがN-VANe:だ。N-VANをベースに電動化。WLTCモードによる満蓄電航続距離は245kmだが、軽バンの用途には十分。パワートレーンは同一のハードウェアで制御プログラムにより出力を調整したガソリン車のNA相当とターボ相当の2タイプの設定。NA相当仕様はサブスクを中心としたオンライン購入専用設定となり、積載性に特化した1席仕様とタンデム2席の設定。ターボ相当仕様は4席仕様と乗用用途向けに内装のグレードアップを図ったモデルを用意。ガソリン車のN-VANとは異なる多彩なシート設定も見所だ。
走らせてみれば低速の取り回しなどの扱いやすさを重視したドライバビリティや低重心と重量増からくる走りの質感や安心感など洗練感がガソリン仕様から大幅アップ。コスパはともかく、実践力の高さに感心させられた。







