新車試乗レポート
更新日:2018.11.07 / 掲載日:2014.05.23
メルセデス・ベンツ E250 カブリオレ 試乗レポート
メルセデス・ベンツ E250 カブリオレ 試乗レポート
試乗
【マイナーチェンジ】
発表/2013年8月5日
メルセデス・コール 0120-190-610
文●森野恭行 写真●北川 泉 (2013年8月)
■見ても走っても上質なオープンラグジュアリー
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野恭行
メルセデスのオープンと聞けば、だれもが期待するのはゴージャスかつ快適な走り。でも、新登場のE250の心臓は、直4の2L直噴ターボ。直噴3.5LのV6を積むE350と比べて、「走りに落差があるんじゃないの」と疑問符をつける人もいるだろう。「350」が306馬力、「250」が211馬力と確かにパワーは大差がつくが、日常走行でものを言うトルクを見れば・・・じつは「350」が37.7kg m、「250」が35.7kg mと大きな開きはないのだ。
事実として、E250カブリオレの走りには十分なゆとりが感じられる。2Lに進化した新世代の直4直噴ターボは、回転フィールが滑らかで、サウンドが上質なのも特徴で、4気筒のネガを意識させない走りを実現している。右足にグッと力を込めたときの力感と刺激性では「350」に見劣りするが、カブリオレに相応しいエレガントな走りを楽しむには、十分な心臓だと言っていい。
また、オープンモデルとしては走りにしっかり感があり、乗り心地が上質なのも魅力のポイント。クローズド状態での快適性はクーペに匹敵するから、どんな場面でも高い満足度を提供してくれる。
■インテリア/エクステリア写真[1]
コラムタイプのダイレクトセレクトを新採用。これに伴いセンターコンソールを新造形とし、樹脂シボやトリムの高級感もアップさせている。ちなみにE250は右ハンドル仕様だ。
オープン走行時にも高い快適性を保つキャビンは、フル4シーターと呼べる実用性を備える。本革シートとコンフォートパッケージ(エアキャップ+エアスカーフ)はE250ではオプションとなる。
心臓は4気筒の直噴ターボ。クーペに設定の先代E250は1.8Lだったが、新型は「ブルーダイレクト」に進化した2Lユニットを積む。
■インテリア/エクステリア写真[2]
オープン時252L、クローズド時342Lの容量を確保。クーペとは違って、シートバックは固定式だ。
LEDリヤコンビランプやツインクロームエグゾーストエンドのデザインは新作。プレミアム感がさらに高まった。ソフトトップはブラック、レッド、ブルーに加えてブラウンを新たに設定した。
メルセデス・ベンツ E250 カブリオレ(7速AT)
全長×全幅×全高 | 4705×1785×1395mm |
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ホイールベース | 2760mm |
トレッド前/後 | 1540/1540mm |
車両重量 | 1790kg |
エンジン | 直4 DOHCターボ |
総排気量 | 1991cc |
最高出力 | 211ps/5500rpm |
最大トルク | 35.7kg m/1200-4000rpm |
JC08モード燃費 | 15.5km/L |
サスペンション前 | 3リンク |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 235/40R18・255/35R18 |
価格
E250 カブリオレ | 718万9000円 |
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