新車試乗レポート
更新日:2018.10.31 / 掲載日:2014.01.23
ルノー ルーテシア ルノー・スポール試乗レポート
文と写真●GooWORLD 問い合せ ルノーコール TEL:0120-676-365
ルノーの新型車が出るたびに「R.S.バージョンは、どんな走りを見せてくれるのだろう……」と期待してしまう。たとえばメルセデスにはAMG、BMWにはMがあるように、ルノーにも高性能車の開発やモータースポーツを専門に行う子会社「ルノー・スポール」が存在する。そこが手がけたモデルたちは、ベース車とは一線を画する本格的な走りが楽しめるので、注目度もひと際大きいというわけだ。
ルーテシアにホットバージョン「R.S.」が登場
さて、今回のルノー・スポールのベース車は、先日フルモデルチェンジされたばかりのルーテシア。エレガントなルックスはそのままながらも、リヤディフューザーやリヤスポイラーなど空力パーツが後付けされている。これらはただの飾りではなく、モータースポーツの経験に裏打ちされた、れっきとしたチューニングパーツのひとつである。
エンジンは先代の2L NAから1.6L直噴ターボに変更された。最高出力は先代とほぼ同程度の200馬力だが、最大トルクは24.5km/Lに大幅に増強。トランスミッションも、従来の6速MTに代わりEDCと呼ばれるデュアルクラッチ式へと一新。シフトレバーまたはチタン製パドルシフトで素早く変速できるので、よりコーナーリング操作に集中できるのが魅力。ステアリングのリムのセンター部分にオレンジの切り返しが入るのもオシャレだ。
また、今回よりストリート用の「シャシースポール」と、よりスパルタンな「シャシーカップ」の両方を選択することが可能。後者はシャシースポールよりもさらに3mm車高が低くなり、バネ定数とステアリングギヤ比を高めて応答性をアップしている。
ほかに注目なのは「R.S.デフ」の採用。後輪が、前輪(駆動輪)の回転と協調制御されるのでタイトな道でも鋭いコーナーリングを披露してくれる。走りの実力は、確実に先代以上。見た目も中身もホットな、本格スポーツモデルに仕上がっている。
Detail Check
コックピット
コックピット
黒基調に赤のアクセントが入ったスポーティなインテリア。新たに採用された6速EDCは、一度に複数段のシフトダウンが行える「マルチシフトダウン」機能を搭載。街乗りからサーキットまで懐の深い走りが楽しめる。
エンジン
エンジン
アルミブロックの1.6Lを搭載。カムシャフトにはダイヤモンドライクカーボンと呼ばれる特殊なコーティングが施される。また可変バルブタイミングを採用し、トップまで気持ちよく吹け上がる。
インテリア
インテリア
ルノースポールの長年に渡るノウハウが投入されたスポーツシートは、座り心地も上々。スポーツドライブの際は、体をしっかりとホールドしてくれる。
タイヤ
タイヤ
シャシーカップは205/45R18(シャシースポールは205/45R17)のタイヤを装着。ブレーキサイズは前ディスクが320mm、後ディスクが260mm。戦闘的デザインのホイールも見どころ。
主要諸元:ルーテシア ルノー・スポール シャシーカップ(6速AT・EDC)
全長×全幅×全高 | 4105×1750×1435mm |
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ホイールベース | 2600mm |
トレッド前/後 | 1505/1500mm |
車両重量 | 1280kg |
エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 1618cc |
最高出力 | 200ps/6000rpm |
最大トルク | 24.5kg m/1750rpm |
サスペンション前/後 | ストラット/トレーリングアーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤサイズ前後 | 205/40R18 |
全国メーカー希望小売価格(発売・発表 2013年10月・2013年11月)
ルーテシア ルノー・スポール シャシースポール(6速AT・EDC) | 299万円 |
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ルーテシア ルノー・スポール シャシーカップ(6速AT・EDC) | 309万円 |
BodyColor
■ジョン シリウス メタリック ■ルージュ フラム メタリック □ブラン グラシエ ■ノワール プロフォン メタリック ■グリ プラティヌ メタリック |