新車試乗レポート
更新日:2022.09.29 / 掲載日:2022.09.22

VWの人気SUV「T-Roc」試乗!アップデートされた魅力に迫る

輸入車SUVの人気モデル、T-Rocがこのほど初のマイナーチェンジを受けた。
今回試乗できたのは最もベーシックなグレードの「アクティブ」。
エクステリアとインテリアをアップデートすることでさらにその魅力が高まった!

●文:まるも亜希子 ●写真:奥隅圭之

人気の輸入SUVが
さらに魅力を高めた!
 デビューから4年で全世界累計販売台数100万台を突破し、日本でも昨年の輸入車SUVとして、T‐CROSSに続く登録台数2位を獲得している、人気SUVのT‐Rocがマイナーチェンジ。トピックは、ハイパフォーマンスモデル「R」シリーズが日本初設定されたこと。19インチアルミホイール、ブルーペイントの大型ブレーキキャリパーなどの専用アイテムが装備され、300PS/400Nmの大パワーを生み出す2.0TSIエンジンが搭載される。
 また従来のガソリンとディーゼル合わせて5グレードが用意され、内外装もアップデート。外観はフロントマスクが大きく変わり、丸みを帯びたバンパーや左右に通じるように見える六角形のデイタイムランニングライトが豊かな表情を見せる。滑らかなボディラインが大人っぽく、洗練された印象だ。
 そしてインテリアも大変身。フォルクスワーゲンらしいシンプルモダンなインパネは、やや質感がチープだとの声があったらしく、今回はステッチが施されたソフト素材がダッシュボードやドアトリムにあしらわれ上質に。タブレットが置かれたようなインフォテインメントディスプレイやタッチコントロール式のエアコン操作パネルなど、先進的なイメージも強まったインテリアとなっている。
パワートレーンに変更のアナウンスはないものの、試乗したガソリンモデルは軽やかで小気味よく回るエンジンと、ダイレクト感のある7速DSGの走りが十分に爽快。内外装と相まって、T‐Rocの人気は安泰といえそうだ。

VOLKSWAGEN T-Roc

フォルクスワーゲン・ティーロック[マイナーチェンジ]

●発売日:’22年7月25日
●価格:394万3000〜626万6000円
●輸入元:フォルクスワーゲン グループジャパン㈱
●問い合わせ先:0120-993-199(フォルクスワーゲン カスタマーセンター)

主要諸元(T-Roc TSI アクティブ)
●全長×全幅×全高(㎜):4250×1825×1590●ホイールベース(㎜):2590●車両重量(㎏):1320●パワートレーン:1497㏄直列4気筒DOHCターボ(最高出力150PS/5000〜6000rpm、最大トルク25.5㎏・m/1500〜3500)●トランスミッション:7速DSG●WLTCモード総合燃費(㎞/ℓ):15.5)●燃料タンク(ℓ):50(プレミアム)●サスペンション前/後:マクファーソンストラット/トレーリングアーム●タイヤサイズ:215/60R16●車両本体価格:394万3000円 ※試乗車はオプション装着(Discover Proパッケージ15万4000円、フロアマット3万8500円)

試乗車のアクティブは16インチと控えめのタイヤサイズ。路面の当たりも柔らかめだ。
パワートレーンの変更はされていないが、トルクフルかつ俊敏な走りが魅力的だ。
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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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