スクープ
更新日:2021.07.29 / 掲載日:2021.07.27
コンパクトミニバン次期型シエンタは2代目アクアの技術を取り込んで2022年央デビューへ!

新型シエンタ予想CG。
トヨタ最小のミニバンとして2003年に初代モデルがデビュー。現在は2015年にデビューした2代目が販売されている。今年2021年でデビューから6年。初代シエンタはデビューから7年で一時生産終了となるが、後継車の販売不振によりマイナーチェンジして再生産され、さらに4年間販売されたロングセラーモデルとなった。そして3代目シエンタはどうなるのか!? フルモデルチェンジの情報をキャッチしたので紹介していこう。
現行型シエンタ。
次期シエンタが採用するヤリス/新型アクアも採用するGA-Bプラットフォーム。
注目のデビュー時期は2代目デビュー7年を迎える2022年央。夏頃のデビューとなる見込み。2代目はかなりアグレッシブなエクステリアデザインを採用したが、この流れを組み込みつつも、落ち着きもあるデザインへと進化する模様だ。パワートレーンは法人向けグレードには1.5Lガソリンエンジンが残るものの、ハイブリッドがメインとなる。具体的には2021年7月に2代目がデビューしたばかりの新型アクアに採用された高出力な「バイポーラ型ニッケル水素電池」を使用する進化したハイブリッドシステムが採用される。反応のいいアクセル操作や低速からリニアでスムーズな加速を可能にする革新的な電池技術だ。また、先にデビューしているヤリスや先に紹介した新型アクア同様、雪道でも安心して走行できるハイブリッド車には電気式4WDであるE-Fourが採用される。気になる燃費性能も現行型ハイブリッド車(2WDのみ)はWLTCモードで22.8km/Lだが、新型は限りなく30.0km/Lに迫る可能性が高い。
2代目新型アクア。
2代目新型アクアが採用するバイポーラ型ニッケル水素電池。
現行型シエンタの2列5人乗り仕様。
台湾向けシエンタに設定されるシエンタクロスオーバー。
シート仕様については3列シート7人乗りに加え、2代目シエンタで2018年のマイナーチェンジで追加された2列5人乗り仕様が最初から設定される。さらに新型アクアから採用された災害時などで万が一の時に役に立つアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)と非常時給電モードも搭載されるだろう。また、現行型台湾市場向けに設定されているSUVのような専用エクステリアと専用サスペンションにより車高を20mm高くし悪路走破性を向上させた「シエンタクロスオーバー」の3代目シエンタへの追加も期待したい。真っ向ライバルのホンダ・フリードのフルモデルチェンジは2023年が予想され、現行型同様にライバルより1年早くフルモデルチェンジを行う3代目シエンタ。進化した1.5Lハイブリッドとの組み合わせが今から楽しみだ。