スクープ
掲載日:2021.06.29 / 更新日:2021.07.02
新型WRX STIは2022年初夏デビューへ!!スバル最後の純ガソリン車となるか!?

新型WRX STI予想CG
2014年にデビューし、2019年から2020年にかけて一時生産終了したスバルのスポーツセダン「WRX」。初代モデルから通算4代目となる6速MTのみ設定の「WRX STI」とCVTを採用する「S4」の2タイプを設定。このモデルより、それまでのインプレッサベースから同年にデビューしたステーションワゴン専用車の初代「レヴォーグ」とプラットフォームを共有するようになった。多くのファンを抱えるこの「WRXシリーズ」。S4についてはグーネットマガジンにおいて次期型のデビュー情報をお届けしているが、ハイパースポーツセダンである「WRX STI」の新型情報を入手したのでその予想CGとともに詳細情報をお届けしよう。
新型WRX S4予想CG
東京オートサロン2018で公開されたコンセプトカー「SUBARU VIZIV PERFORMANCE STI CONCEPT」
新型「WRX STI」のスタイリングは2021年秋頃のデビューが予想される次期「S4」と同様、2017年の東京モーターショーで公開されたコンセプトカー「SUBARU VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」とその翌年の東京オートサロン2018で公開されたコンセプトカー「SUBARU VIZIV PERFORMANCE STI CONCEPT」がベースとなる。プラットフォームは先代の「WRXシリーズ」同様にレヴォーグのプラットフォームを使用する。つまり新型「WRXシリーズ」は2代目レヴォーグをベースに開発されるのだ。
FA24型ターボエンジン。北米向けアウトバックやアセントに搭載
先代のWRX STIに搭載されていたEJ20型エンジン
気になるパワートレーンは、先代は「WRX STI」が2LのEJ20型(海外向けは2.5LのEJ25型)、S4が2LのFA20型直噴ターボエンジンを搭載していた。新型WRXはFA24型と呼ばれる2.4L水平対向エンジンを搭載する模様で、これはすでにお披露目されている2ドアスポーツの新型BRZにも採用されているエンジンだ。このFA24型のターボ仕様を新型「WRXシリーズ」は搭載する。FA24型のターボ仕様は北米向けSUVのアセントやアウトバックにすでに搭載されている定評あるパワーユニットだ。最高出力も「S4」は300PS前後、そして「WRX STI」は専用チューンにより350PS以上の最高出力を達成すると予想される。

先代WRX STI
安全装備についても、CVT仕様となる「S4」は新型レヴォーグと同レベルのアイサイトXを搭載。来年デビュー予定の「WRX STI」もMT車だが、2021年11月以降に衝突軽減ブレーキのMT車への標準装着が義務化されるため、アイサイトに準じたシステムを搭載する模様だ。新型「WRXシリーズ」は専用チューンのパワフルな2.4Lを搭載する。しかし電動化の波は迫っており、いきなり純粋な電気自動車になる可能性は低いが、将来ハイブリッド化される可能性が高い。つまり純粋な水平対向エンジンを楽しめるのはこの新型「WRXシリーズ」で最後になる可能性も高いのだ。気になるデビュー時期は2022年の初夏。世界的に人気の車種なだけに納期もシビアになる可能性が高い。購入を検討しているなら早い時期からスバルディーラーに出向いて情報収集を行っておこう!