スクープ
更新日:2023.05.29 / 掲載日:2023.05.29
マツダのスモール商品群、2024年末から電動化が進む。MAZDA3にはPHEVも!?

ラージ商品群のCX-60へのPHEV(プラグインハイブリッド)の設定やスモール商品群となるMX-30への発電機にロータリーエンジンを採用し、シリーズ式プラグインハイブリッドモデルとしたMX-30 e-SKYACTIV R-EVの欧州発表を行うなど、急速に電動化を進めるマツダ。
2022年11月に発表された「中期経営計画アップデートおよび2030経営⽅針」では、2024年までに電動化技術の開発強化を行い、その後の2025年から2027年までに既存の電動化技術を磨きつつ、後半にはバッテリーEV専用車の導入を開始するとしている。
2023年4月に開催された上海モーターショーにおいて、長安汽車との合弁会社長安マツダ汽車は、現地生産モデルのSUV・CX-50へのハイブリッドモデルの追加と、2つの新型車にPHEV(プラグインハイブリッド)とバッテリーEVの設定をアナウンスした。早ければ2024年末には発表される模様で、中国市場ではまだまだ人気の高いセダンボディを採用しているようだ。
CX-60をはじめとするラージ商品群では、独自開発のPHEV(プラグインハイブリッド)を導入しているが、スモール商品群では、トヨタとの協力がカギを握るようだ。すでに米国生産のCX-50に搭載されるハイブリッドシステムはトヨタ製を導入とアナウンスされており、これを全世界に展開する可能性も出てきている。
つまり、CX-60など高価格帯のラージ商品群では自社製の電動化技術を推し進め、数が見込めるスモール商品群では、トヨタと電動化技術で協力を進めていくという構図が見えてくる。
次期MAZDA3やCX-30、そしてCX-5には、このトヨタ製ハイブリッドとマツダ製エンジンとの組み合わせだけでなく、トヨタのPHEV(プラグインハイブリッド)技術の採用も見込まれている。開発期間を考えると、現行型プリウスPHEVのユニットをそのままスモール商品群の新型車に載せてくる可能性も考えられる。
マツダの場合、そのままポン載せで何もしないというのは考えられず、マツダらしい「魔改造」をしてくるはずで、2024年末からの新スモール商品群の展開を楽しみに待ちたい。