輸入車
更新日:2022.02.04 / 掲載日:2022.02.01
JEEP GRAND CHEROKEE【グーワールド コラム/新型モデル】

文●九島辰也 写真●ジープ
問い合わせ:ジープフリーコール TEL:0120-712-812 URL:https://www.jeep-japan.com
(掲載されている内容はグーワールド本誌2022年3月号の内容です)
大人気のジープブランドの注目株がいよいよ上陸!
輸入フルサイズSUVカテゴリーのなかで、ここ数年いちばん売れているグランドチェロキーが今回フルモデルチェンジとなった。売れ筋モデルだけにデザインのイメージは継承されるものの、中身はまったくの新設計となる。プラットフォームはアルファ ロメオにも使われている“ジョルジオ”という噂だ。ただ、リリースされたのはグランドチェロキーL。名前の最後にアルファベットの“L”が付く。理由は通常ボディに対するロングホイールベース版で、3列シートを標準とするそうだ。まずはこれからスタートし、その後スタンダードタイプが顔を出す予定である。
エンジンは3.6LV6ガソリンユニット一本で、8速ATと組み合わされる。オフローダーらしく低速トルクを重視した仕様だ。駆動方式は当然4WDで、5つのモードを切り替えることでトルク配分を変える。まぁ、パフォーマンスに関しては疑う余地はない。ユニークなのはジープ唯一のエアサスペンションを有すること。これで前後のアングルを稼ぐことができるとともに、高速時に快適な乗り心地を提供してくれる。このクルマに思いのほか高級感を得るのはこの恩恵が大きいだろう。新型は静粛性も上がっているそうだから、さらにそんな感じに違いない。
気になる3列目は2列目が最大180mmスライドできることからも凝ったつくりになっている。アクセスが容易で専用のエアコン吹き出し口も設置される。それに使わないときは電動で格納可能。50対50の分割だから使い勝手がいい。従来型より広がったトレッドと3090mmのロングホイールベースでつくられるキャビンはいかようにも使えそうだ。
というのが新型グランドチェロキーL。ジープはラングラーが大人気だが、ミニバンブームが終わりつつある今、3列シートのグランドチェロキーも大いに注目されるだろう。



