輸入車
掲載日:2021.12.04 / 更新日:2021.12.23
VOLVO’s NEW INFOTAINMENT SYSTEM【グーワールド コラム】

文と写真●ユニット・コンパス
問い合わせ:ボルボ・カスタマーセンター
TEL:0120-55-8500 URL:https://www.volvocars.com/jp
(掲載されている内容はグーワールド本誌2022年1月号の内容です)
ボルボがGoogleと共同開発 インフォテインメントの黒船襲来
ここ数年、「インフォテインメント機能の進化」という言葉を頻繁に聞くようになってきた。かつてクルマの改良は、0-100km/h加速や燃費性能といった数字的なトピックが主役だった。だが、もはやそういった“性能”は十分な領域に到達していて、ユーザーの生活にクルマがどれだけ自然に溶け込むかがポイントになっているのだ。
ボルボは今、ラインアップの改良期に入っているが、既発の90シリーズに加えて、XC60がマイナーチェンジを受けた。最大のトピックはインフォテインメント機能の進化で、従来のセンサス(自社開発)からGoogleと共同開発した新システム「Google Apps and Services」へと刷新された。
新システムは、ナビゲーション(Google Maps)と音声認識システム(Google Assistant)、アプリケーション(Google Play)で構成されている。ベースとなっているのはAndroidで、量産車に搭載されるのは初めて。ボルボが開発に携わっているものの専用ではなく、今後他メーカーにも採用されていくというのもユニークだ。このあたりはスマートフォンの世界をイメージするとわかりやすい。
ボルボは、Googleの開発スピードの速さとそのサービスが人々の暮らしに溶け込んでいる点を考慮し、自前主義から転換したという。
今回の試乗では音声認識が英語版だったが、2022年の第一四半期にはアップデートで日本語にも対応予定。すでにスマートフォンで経験している人ならわかるとおり、システムの聴く力は高く、むしろ自分の発音の悪さに改めて辟易した始末だった。曖昧な言葉にも対応するため、エージェントサービスのような感覚で操作を行えた。
音声認識やスマホ連携は業界全体のトレンドだが、「Googleが車両に搭載された」インパクトは大きく、クルマがソフトウェアの時代となってきたことをいよいよ実感した。思い切った舵切りを見せたボルボだが、スウェーデンがIT先進国であることも関係しているのだとか。とにかく、新しいXC60はその中身に注目してもらいたい。





ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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