輸入車
更新日:2021.11.04 / 掲載日:2021.11.04
BMW Individual × KYOTO-NISHIJIN 【グーワールド コラム】

文●ユニット・コンパス 写真●BMW
問い合わせ:BMW カスタマー・インタラクション・センター TEL:0120-269-437 URL:https://www.bmw.co.jp
(掲載されている内容はグーワールド本誌2021年12月号の内容です)
BMWのクラフトマンシップと京都・西陣の匠の技がX7で出会う
クルマの世界ではさまざまな特別仕様車や限定車がリリースされる。何周年記念モデルにはじまり、異業種とのタイアップや定番化されて人気の高いモデルなど、多彩な魅力でユーザーに訴求している。だが、このたび登場したBMW X7の限定モデル「西陣エディション」は、その他のスペシャルモデルとはひと味違う。
「自分だけの1台を求めるユーザー」に向けて最高品質の素材と独自のカラーコンビネーションで洗練されたモデルを生み出す、BMW M社が誇るオーダーメイドプログラム「BMW Individual」。今回のIndividualモデルは、最大7名乗車を誇り48V マイルド・ハイブリッド・テクノロジーを備えた最上級SAV、「X7 xDrive40d Design Pure Excellence」をベースに、アイボリーホワイトのメリノレザーで仕上げられた内装に加えて、高級絹織物として世界に名を轟かせる京都・西陣織の技術が、インテリアトリムとフロントセンターアームレストに施されている。なお、写真の西陣織ルーフライナーはコンセプトモデルで、販売車両は専用のアルカンターラとなる。太平の世に現れるという美しくめでたい雲 「卿雲(けいうん)」をデザインモチーフに、多彩な糸を用いた先染めによって光の加減や角度で表情を変える西陣織ならではの色彩芸術が、格式の高い優雅な空間を創り出している。BMW Individualの上質な内装、見る角度によって多彩な色に変化する専用ボディカラー「アメトリン」とのコラボレーションは絶妙だ。
BMWは自らが誇る一切妥協のない崇高なクラフトマンシップに、西陣に生き続ける匠の伝統技術を見事に融合させた。わずか3台の限定発売であるが、非常に印象深い試みだ。


インテリアトリムは300年以上続く箔(はく)の技術を守り続ける村田商店の直営工房、楽芸工房が、フロントのアームレストは老舗の加納幸(かのうこう)が手がける。