「メルセデス・ベンツGクラス」の電動化コンセプトカー「EQG」発表 EV

輸入車 [2021.09.06 UP]

「メルセデス・ベンツGクラス」の電動化コンセプトカー「EQG」発表 EV

 メルセデス・ベンツは現地時間9月5日、Gクラスの電気自動車版となるコンセプトカー「コンセプトEQG」を発表した。このコンセプトカーは、Gクラスの外観にメルセデス・ベンツのオール電動化モデルの特徴であるEQのデザイン要素をもつ。EQGは「G」の4×4クオリティを受け継ぎ、バッテリー駆動のGクラスの可能性を示した。

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「Gの電動化」きっかけはあの人物?

メルセデス・ベンツ コンセプトEQG フロント

 2018年1月、デトロイトで開催されたメルセデス・ベンツGクラスの現行モデル世代のワールドプレミアで、ハリウッドの大御所アーノルド・シュワルツェネッガー氏がゲスト出演した。彼は熱烈な「G」ファンであり、当時のダイムラーAGのディーター・ツェッチェ取締役会会長から、当時多くの人にとって予想外の約束を引き出したのだ。「電動化は、もちろんGクラスにも適用されます」。それから3年半が経ち、メルセデス・ベンツはこの約束を果たすべく、Gクラスの電動化をほぼ実現するコンセプトEQGを発表した。

 ダイムラー社の取締役であり、メルセデス・ベンツ・カーズのCOOであるマーカス・シェーファー氏は、「市場の状況が許す限り、メルセデス・ベンツは10年後までに完全な電気自動車に移行する準備ができています」と強調する。

 Gクラスの起源は1979年にさかのぼる。G は40年以上にわたり、メルセデス・ベンツのラグジュアリーなオフロードカーを象徴してきたが、その間わずかにしかエクステリアは変わっていない。2018年のモデル史上最大規模のモデルチェンジの一環でも同様で、そのデザインが長い間、象徴的なスタイルとなってきたからだ。例えば、特徴的なドアハンドルと特徴的な閉まる音、強固なエクステリア・プロテクション・ストリップ、リアドア上に露出したスペアホイール、人目を引くフロント・ターン・インジケータなどが挙げられる。

クラシックなGクラスのデザインに、メルセデス-EQのデザインを適用

  • メルセデス・ベンツ コンセプトEQG フロント2

  • メルセデス・ベンツ コンセプトEQG ホイール

  • メルセデス・ベンツ コンセプトEQG ルーフトップ

 コンセプトEQGもまた、モデルシリーズの伝統的なデザインを踏襲しており、ひと目でGクラスとわかるようになっている。量産型に近いこのモデルは、Gクラスの象徴的な要素を含む角ばったシルエットを採用。ライトアップされたストライプは、堅牢なエクステリア・プロテクション・ストリップを引き立てる。ツートンカラーの塗装(上面はグロスブラック、下面はグロスアルミビーム)は、フロントエンドのボンネット直下に配置されており、このデザインの特徴をより際立たせている。

 コンセプトEQGのフロントビューは、典型的な丸型ヘッドライトのおかげで馴染み深いものとなっているが、従来のようなラジエターグリルではなく、深みのあるブラックのラジエターグリルが連続して配置されている。このブラックパネルグリルには、3D効果のある星のイルミネーションが印象的なアクセントとなっている。その周りには、メルセデス-EQモデルでお馴染みのブルーを基調とした「丸い四角」のアニメーションパターン(リスクルパターン)があり、視覚的なつながりを生み出している。また、ブラックパネルの周りには全周に渡ってイルミネーションが施されており、エクステリアミラーハウジングのホワイトのイルミネーションサークルと合わせて、ヘッドライトのデイタイムランニングライトグラフィックを引き立てている。

 EQGには、専用デザインの22インチポリッシュドアルミニウム合金ホイールが装着されている。リアドアには、通常のスペアホイールカバーの代わりに、ホワイトのイルミネーションをアクセントにした、ウォールボックスを彷彿とさせるデザインのロックボックスが設置されていて、例えば充電ケーブルを収納するのに使用できる。

 エクステリアデザインのもう一つのハイライトは、ハイグロスブラックのフラットなルーフラックだ。ミニマルなデザインの中心となるのは、中央に配置された “G “の形で、はっきりと上から見てとれる。ルーフラックのフロントエッジに組み込まれた白色LEDストリップは、過酷なオフロード走行に欠かせないサーチライトを現代風にアレンジしたもので、コンセプトEQGの本格的なオフロード走行を強調する。また、ルーフラックのリアエンドには、レッド仕上げのLEDストリップが装着されている。

妥協のないオフローダー・電気駆動システムだからこその利点も

メルセデス・ベンツ コンセプトEQG 2

 コンセプトEQGは、デザインだけでなくその内面的な部分でも「G」であり、ボディは堅牢なラダーフレームをベースにしている。フロントアクスルには独立したサスペンションを、リアアクスルには電気駆動を組み込むために新たに開発されたリジッドアクスルを採用するなど、極めて高いオフロード性能を維持したシャシーデザインとなっている。ホイールに近い位置にある4つの電気モーターを個別に制御することで、オンロードでもオフロードでも、ユニークな走行特性を実現。本物の4×4と同様に、コンセプトEQGのオフロード用リダクションは、シフト可能な2速ギアボックスを介して作動させることができ、「G」に代表されるオフロードでの高い要求に応えることが可能だ。

 このようにして作られた完全電動バージョンのGクラスは、シリーズ化に向けた開発の最後に、グラーツにある標高1445メートルのシェークル山にあるテストコースに臨む。最大60度の勾配がある5.6kmのルートは、国際的なオフロードシーンにおいて、人間とテクノロジーにとって世界最大の挑戦のひとつとみなされてきた。このルートを制覇した電動 “G “は、463シリーズに義務付けられている品質証明書をつけることができる。また、従来の駆動方式の兄弟機と同様に、適切な地面であれば最大100%の登坂能力を発揮するという。

 電気駆動の設計上の利点も有利に働き、オフロード車や野心的なオフロード作業に理想的に適した。ラダーフレームに組み込まれたバッテリーにより、低重心を実現。電気モーターは最初の回転で最大トルクを発揮するため、EQGやその後の量産モデルのような電気駆動のオフロード車は、強力な牽引力とコントロール性を誇り、これは急斜面や深い地形でも強みとなるだろう。

メルセデス・ベンツ Gクラス (W463) (2021年5月 発売モデル)

 メルセデス・ベンツ「Gクラス」は、ゲレンデヴァーゲン(GELANDEWAGEN)の名で1979年に発売されて以来、基本的なスタイリングや堅牢なボディはそのままに進化しつづけてきた、クロスカントリーの代表モデル。
 ラインアップは、4L V8直噴ツインターボエンジン搭載、最高出力422馬力(310kW)を発揮する「G550」、3L 直列6気筒クリーンディーゼルエンジン「OM656」を搭載、最高出力は286馬力(210kW)を発揮する「G350d」を設定。トランスミッションは、「9G‐TRONICトランスミッション」を採用。
 今回、「G400d」を設定。エントリーモデルの「G350d」と同じくバランスに優れたコンパクトな直列6気筒クリーンディーゼルエンジン「OM656」を搭載しながらも、ソフトウェアとドライブトレインの調整により最高出力を330馬力(243kW)(「G350d」比+44馬力/+33kW)、最大トルク700N・m(+100N・m)に高めた。
 また、機能装備は「G350d」に準じているが、ボディカラーは、「G350d」の選択可能色に加えて12色(有償)が選択可能となった。「G350d」は右ハンドル、「G550」は左ハンドル、「G400d」は左右ハンドルの設定。

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