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更新日:2021.08.18 / 掲載日:2021.08.18
フォルクスワーゲン新型電気自動車「ID.5 GTX」発表予定 EVとして初のSUVクーペ

カモフラージュされたフォルクスワーゲン「ID.5 GTX」
フォルクスワーゲンは、9月7日に開催されるIAAミュンヘンモーターショーで新型の電気自動車「ID.5 GTX」を公開する。フォルクスワーゲン初の完全電動化モデルのSUVクーペとなる。
フォルクスワーゲンの電気自動車として初のSUVクーペ「ID.5 GTX」

モジュラーエレクトリックドライブマトリックス(MEB)をベースにした初のSUVクーペは、エレガントな外観とパワフルなデュアルエンジン四輪駆動をもつ。また、完全なコネクティビティを備え、アップデートを無線で受信でき、Car2Xテクノロジーを搭載している。流れるようなラインを持つID.5 GTXは、短いオーバーハングと大きなホイールがその力強いキャラクターを際立たせ、エレガントでスポーティな雰囲気を醸し出している。
力強いフロント、エレガントなボディ

高い位置にあるフロントには、IQ.Light LEDマトリックスヘッドライトが装備される。フォルクスワーゲンのロゴに向かって細くなるライトストリップは、運転席と助手席の両方にある3つのパワフルな照明付きハニカムエレメントと組み合わされている。これらは、ロービームの特徴を引き立て、静止していてもそのキャラクターを伝えてくれる。フロントのすぐ近くに配置されたフラットに傾斜したAピラーは、ルーフラインにエレガントな流れを与える。ボディの低い位置に伸び、統合されたリアスポイラーで先細りになっていく。リアでは、水平方向のラインが幅を強調しており、中でも注目を集めているのがライトストリップだ。また、3DデザインのLEDリアランプが高級感を醸し出している。
スポーティな電動化モデルの証「GTX」

「ID.5 GTX」は、スポーティなGTX製品の2番目のモデルとなる。GTXという略称は、フォルクスワーゲン・ブランドの新しいアスレチック性を表現するもので、GTI、GTD、GTEモデルの伝統を継承し、それを電動モビリティの世界に移行させたものだ。ID.5 GTXはフロントアクスルとリアアクスルの両方に電気エンジンが搭載されていて、デュアルエンジンによる四輪駆動によって力強い走行性能、優れたトラクション、スポーティなハンドリングを実現する。また、車軸間に搭載された大容量のリチウムイオン電池により、最大497kmの航続距離を実現している。
「ID.5 GTX」は同社のACCELERATE戦略をさらに後押しし、フォルクスワーゲンは、2030年までに欧州における販売台数に占める全電気自動車の割合を70%にまで高めることを目標としている。そして、2050年までにカーボンニュートラルの達成を目指すという。
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