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更新日:2021.08.17 / 掲載日:2021.08.17
「ランボルギーニ カウンタック LPI 800-4」を発表 112台限定生産モデル

カウンタックLPI 800-4
現地時間の8月13日、ランボルギーニは「カウンタックLPI 800-4」を発表した。これは、ランボルギーニカウンタックの開発時に使用された内部プロジェクト名「LP 112」を示す112台の限定生産モデルで、2022年の第1四半期に納車予定という。
カウンタックの伝説的なデザインと未来のテクノロジーの融合
「カウンタックLPI 800-4」は、パールブルーを含んだ専用カラー、ビアンコ・シデラーレを採用し、赤と黒のレザーのヘリテージ・インテリアを装備して発表された。このインテリアは、オリジナルのカウンタックのデザインを取り入れたものだ。
20インチ(フロント)と21インチ(リア)のホイールは、1980年代の「テレフォン」スタイルで製作され、カーボンセラミックブレーキディスクとピレリPゼロコルサタイヤが装着される。
外装色は伝統的なカラーから選ぶことができ、そのほとんどがソリッドカラーで、インパクトホワイト、ギアロカウンタック、ヴェルデメディオなどがある。また、現代的なメタリックカラーなども用意されている。
LPI 800-4独自の8,4インチHDMIセンタータッチスクリーンは、コネクティビティやApple CarPlayを含むカーコントロールを管理。また、「Stile」と名付けられたユニークなボタンも搭載されている。このボタンを押すと、カウンタックのデザイン哲学が説明されるという。
100km/hまでの加速は2.8秒という圧倒的なパワー

カウンタックLPI 800-4は、V12エンジンにランボルギーニのハイブリッド・スーパーキャパシター技術を組み合わせたもので、LP(Longitudinale Posteriore)に搭載されたV12エンジンの独特の味わいとサウンドを、Sian(シアン)のために開発されたハイブリッド技術と組み合わせて再現。吸気エンジン(780cv)と電気モーター(34cv)を組み合わせた最大出力814cv(名前では800に四捨五入)を永久四輪駆動トランスミッションに供給。0-100km/hまでの加速は2.8秒、0-200km/h加速8.6秒、最高速度355km/hというパフォーマンスを発揮する。
カウンタック ー 現代スーパースポーツカーデザインの始祖
ランボルギーニ カウンタックLPI 800-4は、一目でカウンタックの後継モデルであることがわかる。カウンタックの特徴的なシルエットは、フロントからリアまで続くライン、独特のウェッジシェイプを持ち、現代にわたるランボルギーニモデルにも影響を与えた。
カウンタックLPI 800-4の最終的なアウトラインは、純粋ですっきりとしたものになっている。カウンタックの特徴的な顔を与えるために、長く低い長方形のグリルとヘッドライトを備えたフロントボンネットの力強いラインや、六角形をテーマにしたホイールアーチから、クアトロヴァルヴォレエディションからインスピレーションを得ている。サイドとドアには、NACAエアインテークが切り込まれており、ルーフから車体後部に向かって走る特徴的なペリスコピオのラインは、上から見ると車体後部に向かって浮かんでいるように見えるのが特徴的だ。
カウンタックLPI 800-4のリアは、その特徴的な逆ウェッジシェイプから一目でわかる。リアバンパーはより低く、なめらかなラインを描き、「ヘキサゴニータ」デザインの3ユニットのリアライトクラスターを形成。LPI 800-4では、カウンタックファミリーの4本のエキゾーストテールパイプが、カーボンファイバー製リアディフューザーの中でつながっている。ドライバーと乗員のアクセスには、カウンタックで初めて採用され、ランボルギーニV12の特徴となっているシザードアが採用されている。