輸入車
更新日:2019.08.22 / 掲載日:2018.12.28
ボルボが2年連続で日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞!【グーワールド コラム】

2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤー【ボルボ XC40】
文●グーワールド 写真●日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会
日本カー・オブ・ザ・イヤー URL:http://www.jcoty.org
(掲載されている内容はグーワールド本誌2019年2月号の内容です)
自動車業界における年末の風物詩と言えば、日本カー・オブ・ザ・イヤー(以下COTY)である。これはその年のもっとも優秀なクルマを選定し、メーカー関係者を称えるというイベント。2018年もまた国内外の自動車メーカーから多くのニューモデルが登場して話題となったが、COTYに輝いたのはボルボ XC40だった。昨年はボルボ XC60が受賞しており、ボルボとしては2年連続のCOTY受賞という快挙である。
ボルボ XC40はここ最近のトレンドであるコンパクトSUVで、日本の道路環境でも扱いやすいボディサイズが特徴。ボルボならではの先進の安全装備が充実しているのはもちろん、コンパクトなボディを活かしたスポーティな走りも高く評価され、今回の受賞に至った。最近は輸入車がより身近な存在になり、プレミアムカーでありながら、手が届くモデルが増えている。以前にも増して輸入車の強さが際立つ結果となったと言えよう。
また、エモーショナル部門賞にはBMW X2が受賞。こちらもボルボ XC40と同じくコンパクトSUVだが、低めの全高を持つクーペ風デザインを採用したモデルである。BMWらしい走りの楽しさも持ち合わせており、ドライバーをワクワクさせてくれるエモーショナルなキャラクターが際立つことから、この部門賞に選定された。そのほか、イノベーション部門賞にはホンダ クラリティPHEV、スモールモビリティ部門賞にはダイハツ ミラトコットが受賞している。
今回のノミネート車を改めて振り返ると、国産、輸入車問わずSUVの人気ぶりがうかがえる。惜しくも受賞を逃したアルファロメオ ステルヴィオなども選考委員から高く評価されていたことも、最後に記しておきたい。
イノベーション部門賞【ホンダ クラリティ PHEV】

燃料電池車で有名になったクラリティだが、そのPHEV版が登場。100kmを超える電気のみの航続距離を実現し、次世代高級車のあるべき姿を見せた。
エモーショナル部門賞【BMW X2】

全高は1535mmと、立体駐車場にも入庫可能なサイズを持ちながら、SUVらしいタフネスさとクーペの流麗さを両立したデザインがX2の見どころだ。
スモールモビリティ部門賞【ダイハツ ミラ トコット】

女性の意見をたくさん取り入れて開発したという新しい軽自動車。安全装備など基本要素を押さえながらも、ロールーフのデザインは今の時代新鮮である。
日本カー・オブ・ザ・イヤー 実行委員会特別賞
【ホンダ N-VAN】
商用車のためノミネート車から外れたものの、大きな開口部を持つスライドドアやフルフラットにできる室内など、クルマとしての実力の高さが評価された。【TOYOTA GAZOO Racing】
2018年のル・マン24時間レースにおいて、同チームのマシンがワンツーフィニッシュを決めた。トヨタ念願のル・マン初優勝を評価しての受賞となった。
ボルボ・カー・ジャパン代表取締役社長の木村隆之氏(写真右)と、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会・実行委員長の荒川雅之氏(写真左)。