輸入車
更新日:2026.10.10 / 掲載日:2026.10.10
【一部カラーは抽選!?】メルセデス・AMG G63の日本特注モデルは特注アイテム付き!

文●上田純一郎 写真●ユニット・コンパス
スクエアなボディと高い着座位置ゆえ、都市部でも見晴らし良く見切りも良く、大柄に見えても実は意外に取り回しもしやすく、しかもオフロードのみならずオンロードでも卓越した性能を発揮するいわば究極の1台。そんなメルセデス・AMG G63に、スペシャルモデルが追加されました。わずかな限定台数となる3色のニューカラーに注目ですが、なんとある逸品も付いてくるんです。
圧倒的に強い存在感を路上で放つ1台

1979年の誕生以来、45年以上基本のデザインもパッケージングも変えることなく進化を続けてきたメルセデス・ベンツ Gクラス。同社のラインナップにおいても、ほかの自動車ブランドを見渡しても、なかなかこんなモデルは他にありません。基本はとびきり本格的なオフローダーでありながら、時には都市部におけるファッションアイコンとして、そしてライフスタイルカーとして、長らく高い人気を維持し続けています。
そんなGクラスを語る上で、欠かせない存在なのがAMGモデル。約四半世紀前、1999年に日本初上陸したG 55を皮切りに、G 63、G 65、G 63 6×6といった具合に、時にV12エンジン搭載モデルや6輪駆動仕様なんていうモンスターも誕生し、次々に日本市場へやって来ました。
2024年に登場した現行モデルのAMG G 63は、585馬力を発揮する4LV8ターボにベルト駆動の統合型スターター兼ジェネレーターによる電動化を施し、油圧式のアクティブスタビライザーをはじめて採用。オンロード、オフロードを問わずパワフルかつ卓越したライドフィールを実現しています。
Gクラスもそうですが、AMG G 63もまたストリートカルチャーなどとの親和性が高いモデルです。特別なアートカーやコラボレートモデルなど限定車も次々産まれており、もはやクルマという枠を超えて、強い存在感を路上で放っています。
5つのカラーで計200台のジャパン・スペシャル

このAMG G 63をベースに、ジャパンスペシャルとして計200台の限定で今回登場したのが「MANUFAKTUR Edition(マヌファクトゥーアエディション)」です。このMANUFAKTURとはドイツ語で製造、製作を意味し、通常設定の内外装色の組み合わせを超えた仕様を選択できるプログラムで、今回の外装色はすでにG 450dなどで登場していた(※並ぶ5台のうち)ソリッドカラーのクラシックグレー(※左から2番目)、デザートサンド(※右から2番目)の2色に加え、(※左から順に)マットカラーのマンガナイトグレーマグノ、シトリンブラウンマグノ、モンツァグレーマグノという3つのニューカラーが加わりました。
いずれもAMG G63としては初のMANUFAKTURダーククロームパッケージを装備しています。前後のエンブレムをはじめ、車体のあちこちの、いわば勘所の艶をおさえた大人の仕立てとなっており、既存のナイトパッケージよりも、さらに落ち着きがあり、そして迫力もある雰囲気へ。
くわえて、MANUFAKTURプログラムの中でももっとも自由度が高く、Sクラスやマイバッハなどトップエンドの車種を対象としたカスタマイゼーションであるMade to Measure(メイドトゥメジャー)プログラムによる“G 63 Limited”メダリオンを助手席のグラブハンドルに採用しています。

ただしサイドスリップラインに設けられた、Made to Measureですら選ぶことのできない、このモデルだけのディテールとなるのが“G 63 Limited”のレタリング。GクラスやAMG G 63に精通しているような、いわばわかるひとにはわかる、そうとうに通好みのしつらえです。
90台のみとなるマット系の3色は抽選?

メルセデス・ベンツ日本(※合同株式会社)の商品企画部に在籍する柴﨑怜哉さんによれば、合わせて110台が用意されるクラシックグレーとデザートサンドのソリッドの2色は、過去に惜しくも手に入れられなかったカスタマーからの「この色が欲しい」という要望もあってのいわば再登場なのだとか。
いっぽう、それぞれわずか30台ずつとなるマット系の新たな3色は、ファッションアイコンとしてさらなる先進性を求めるオーナーも多いAMG G 63らしく、すでにかなりの人気を集めており、おそらく抽選での販売になるそうです。
すべての色で左ハンドルが選択可能
これらの色そのものも見どころですが、もう1つ見逃せないのがハンドル位置を左右いずれも選択ができ、しかも左ハンドルのほうがむしろ数が多い点でしょう。これもAMG G 63の特徴の1つ。右ハンドル仕様が基本の日本の輸入車としては希有なことですが、圧倒的に「左ハンドルを」という要望が数多く届いているそうです。
おそらくG 63は長らく乗り続けているオーナーも多いので操作に慣れていること、加えて、路肩に寄せやすいなどのメリットも踏まえての選択なのでしょう。
いわばゴルフギアのMANUFAKTURも付いてくる

そしてもう1つ、初となる試みが今回の限定車にはあります。それが車両とセットとなる特注のゴルフバック。意外にも今までのメルセデス・ベンツにおいてこうした事例はなかったのだとか。ベースとなったのは1935年誕生のゴルフブランドとして知られるTitleist(※タイトリスト)の上位モデル、LINKSLEGEND(※リンクスレジェンド)。
このLINKSLEGEND自体が、最高級のマテリアルと秀でたクラフトマンシップによる逸品であり、限られたゴルフコースや販売店のみで扱われる、いうなればゴルフギアのMANUFAKTUR。こうした共通項が今回のコラボレートの要因となったそうです。“AMG”と“G 63”のロゴも入っており、この車両を購入する以外では手に入れることのできない、非売品のスタンドバッグとなっています。
市場特性を鑑みた細やかな対応によって産まれる限定車

AMG G 63の人気はここ日本に限った話でなく、リミテッドモデルなどの販売は欧州など世界的に行われているそうです。ただし、今回の5色のMANUFAKTUR Editionについては、日本だけの展開。色々と交渉を重ねる必要はあったそうですが、こうした市場ごとに対応がきめ細かく行われていることからも、ドイツ本国がいかにジャパンマーケットを理解しているかが、よく分かるというものです。
これぞ、という色がもう心に決まっているのであれば、買い逃して悔しい思いをする前に抽選の列に並んだ方が良さそうですよ。







