輸入車
更新日:2026.09.07 / 掲載日:2026.09.07
【ボルボ XC40】コンパクトでも妥協なし。毎日の“移動水準”を上げる上質さ

いまや人気の中心となっているコンパクトSUV、輸入車は何が違う?北欧ブランドのボルボ最小モデルでもあるXC40は、小さくてもしっかりボルボだった。

ブランドを代表する車種といえばステーションワゴン。長らく続いていたそんな時代に別れを告げ、昨今は大きく状況を変えているボルボ。同社は今、SUVを中心としたラインアップのブランドとなっている。
そのなかで、エンジン搭載モデルとしては最もコンパクトなレンジを担うのが「XC40」だ。そんなXC40もまた、輸入車の所有する歓びをもたらしてくれる1台である。
同クラスの国産車との違いとして、感動をもたらしてくれるのはまず上質感だ。車体は全長4440mmとコンパクトで、国産だとこのクラスは価格を安くするためにインテリアの仕立てを質素にしがちだ。でもボルボはそうじゃない。上位モデルのようにラグジュアリーというわけではないが、シンプルながら上質感を感じさせる仕上がりで、しっかりと作り込んでいることが伝わってくる。移動時間が上質になるのだ。
ロングドライブする人は、その優しさにも感動できるだろう。

ロングドライブにおけるボルボの優しさとは何かといえば、疲れないこと。もうずっと前から、ボルボは長距離移動でも疲れないクルマとしても知られている。その神髄は、小さなボルボであるXC40にもしっかりと貫かれているのだ。そこにはシャシーの味付けやシートの出来のよさ、人間中心のインターフェースも効いている。小さいクルマだからといって妥協はない。それは、国産車ではなかなか味わえない。
小さいからと言って妥協がないといえば、安全性も忘れてはないならい。ただし、それは単に安全装備だけを指すのではない。
ボルボには「クルマは人によって運転され、使用される。従って、ボルボの設計の基本は常に安全でなければならない」という創業当時からの基本理念があり、あくまでも人が中心。それが疲れにくさであり、安心感にもつながっているのである。
小さくてもしっかりボルボ。伝統に裏打ちされた安全性、そして快適性と安心感。小さなボルボに乗ると「小さいクルマでも妥協がない」ということを実感でき、それが感動をもたらしてくれるのだ。
ボルボ XC40 ウルトラ B4 AWD セレクション(7速AT・DCT) ●全長×全幅×全高:4440×1875×1655mm ●ホイールベース:2700mm ●車両重量:1750kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1968cc ●最高出力:197ps/4750-5250rpm ●最大トルク:30.6kgm/1500-4500rpm ●新車価格:649万円(ウルトラ B4 AWD セレクションのみ)
[感動ポイント:1]小さくて上質といううれしさ

小さいクルマだから諦める、我慢する……。ボルボXC40にはそんな設計思想は一切ない。シンプルではあるが、仕立てにこだわり品のよさが漂う内外装となっている。室内装備は本革シートが選べるだけでなく、リアシートまでシートヒーターが用意されていたりharman/kardonのプレミアムオーディオなどの上級装備も設定。
[感動ポイント:2]人間中心のインターフェース

ナビゲーションをはじめとするインフォテイメント系はGoogleのシステムが組み込まれ、スマホ内蔵したような感覚。Google Mapsとなるナビは「近くのレストラン」などあいまいな希望でも目的地設定に対応してくれるのが便利だ。その頭脳となる半導体はクアルコム社の高性能シリーズ「スナップドラゴン」が使われレスポンスも良好。
[感動ポイント:3]高い安全性がもたらす安心感

安全は何よりも優先される。そんな哲学に基づいて設計されているのがボルボだ。1970年から独自の「事故調査隊」を組織し、本社から半径100km圏内でボルボ車が関与する重大事故が発生するとチームが現場へ急行。状況を調査・分析し、そのデータが開発にいかされることでさらなるボルボ車の安全性向上へつなげているのだ。
文●工藤貴宏 写真●ユニット・コンパス、ボルボ ※ナンバープレートは、はめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2026年10月号「欲しいのは感動をもたらす運命的な1台【輸入車に魅かれる理由】」記事の内容です)