輸入車
更新日:2026.05.07 / 掲載日:2026.05.07
SUVブームで再注目。ジープ「ラングラー」本格クロスカントリー4WDの王道

SUVブームの影響から、再び注目が高まっているクロスカントリー4WDのジャンル。
そのなかにあって1941年に誕生した軍用車にルーツを持つジープ ラングラーは、まさに王道中の王道といえる存在だ。
その本質は、今なお頑なに守り抜かれる骨太な「ラダーフレーム構造」と、前後輪の車軸に使われる「リジッドアクスル」という強靱な足まわりにある。このシャシーに4輪駆動を組み合わせることで、ラフロードはもちろん急勾配の岩場をも走り切る。

たとえこうした走りが日常とは無縁でも、人はその強さと本物感に心惹かれる。いや昨今の異常気象を考えると、このタフさが欲しくなる気持ちも、わかる気がする。
スピードが最大の魅力ではなくなった現代において、ラングラーの走りは楽しさが際立つ。高い着座位置がもたらす眺めの爽快さ。遠慮なしにキャビンへ入って来る駆動音やエンジン音は、むしろ個性だ。

燃費だって2L直4ターボなら最大で約9.4km/L(WLTC値)、しかもレギュラーガソリン仕様なのだからうれしい。
ラフに使えるラゲッジルームは天地が高く、533Lの容量を持つ。じつはラングラーには、タフさだけでなく日常生活において常用できる包容力も十分備わっている。
クロスカントリー4WDの王道 【ジープ ラングラー】

2024年に受けたマイナーチェンジでさらに内外装をブラッシュアップ。フロントが飛び石に強いゴリラガラスになり、センターディスプレイも大型・高機能化。

ジープ ラングラー アンリミテッド ルビコン(8速AT) ●全長×全幅×全高:4870×1930×1855mm ●ホイールベース:3010mm ●車両重量:2110kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1995cc ●最高出力:272ps/5250rpm ●最大トルク:40.8kgm/3000rpm ●新車価格:814万円〜914万円(ラングラー 全グレード)
究極のプロ用機材軍用車の系譜

1941年に誕生しJeepの愛称を得た「ウイリスMB」を直径のルーツに持ち、戦後は民間用「CJ」シリーズへ移行。1987年に「ラングラー」として登場した。最新世代は2L直列4気筒をベースとしたPHEVも登場し近代化を果たしている。
文●山田弘樹、ユニット・コンパス 写真●内藤敬仁、澤田和久、ユニット・コンパス、ジープ ※ナンバープレートはすべて、はめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2026年6月号「愛され続ける人気モデルの条件【王道のDNA】」記事の内容です)