輸入車
更新日:2025.12.13 / 掲載日:2025.12.13

英国らしさ光る特別仕様、MINI「ポール・スミス エディション」

ALL-ELECTRIC MINI COOPER SE PAUL SMITH EDITION

THE MINI PAUL SMITH EDITION【グーワールド コラム/コラボレーション】

文●九島辰也 写真●ユニット・コンパス
問い合わせ:MINIカスタマー・インタラクション・センター
TEL:0120-3298-14 URL:https://www.mini.jp
(掲載されている内容はグーワールド本誌2025年12月号の内容です)

これが現在の英国らしさ ポール・スミス仕様が登場

 「センチュリー」ブランドの発表や流行のクロカン風モデル「ランドクルーザーFJ」で、何かとトヨタが話題となった今回のJMS(ジャパンモビリティショー)だが、実はMINIにもマイルストーンとなるモデルが展示されていた。ポール・スミス エディションだ。JMS開催の前日、原宿でメディア発表されたモデルで、ポール・スミス氏自身が来日し多くを語った。生(なま)ポール・スミス氏は気さくでカッコいい英国紳士といった印象である。

 英国を代表するカーブランドとファッションブランドのコラボレーションはこれが初めてではない。ご存じの方は多いと思うが、1998年に最初のコラボモデルを発表している。クラシックMINIの時代の話だ。そして翌年には40周年を記念して26色を使って86本のストライプを描いたワンオフカーを制作している。

 ニューMINIになってからは2021年にMINIストリップを発表した。これは1台限りのミニマリスト的カスタムメイド車両だ。販売には至らなかったが、注目されたのはたしか。そしてその翌年には1998年のクラシックMINIをBEV化したものをお披露目している。

 ということで、MINIとポール・スミスの関係はずっと続いていたわけで、そのなかで生まれたのが今回の特別仕様車ということになる。ボディタイプは3ドアと5ドア、コンバーチブルの設定で、ボディカラーは3色用意される。青みがかったグレーとホワイト、ブラックがそれで、それぞれにノッティンガム・グリーンというこだわりの色がルーフに使われる。ポール・スミスのカラフルなシグネチャーストライプが各モデルに小さく取り入れられるのは、日常使いを意識したもので、必要以上の派手さはいらないという考えだ。

外観に注目が集まりがちだがインテリアも細かく手が入っている。ドアパネルにニット素材を、ダッシュボードにファブリックを取り入れている。シートのストライプもかなりオシャレだ。

 まずはBEVの3ドアのみ予約を開始。それ以外は来年以降になる模様だ。伝統あるコラボレーションだけに、しばらくMINIから目が離せない。

MINI COOPER 5-DOOR S PAUL SMITH EDITION/MINI COOPER CONVERTIBLE S PAUL SMITH EDITION

 青みがかったグレーとホワイトは限定色、ミッドナイトブラックはカタログカラーから。ノッティンガム・グリーンはポール・スミス氏の故郷へのオマージュから生まれたそうだ。ホイールは全モデル18インチでダーク系にペイントされる。Paul Smithのレタリングが入るのも特徴のひとつ。

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九島辰也(くしま たつや)

ライタープロフィール

九島辰也(くしま たつや)

外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの”サーフ&ターフ”。 東京・自由が丘出身。

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外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの”サーフ&ターフ”。 東京・自由が丘出身。

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