輸入車
更新日:2024.12.09 / 掲載日:2024.12.09
あなどれない実力を備えた第三勢力、BYD「シール」/ヒョンデ「コナ」に注目
あなどれない実力を備えた第三勢力|2024年輸入車業界を賑わした5つのキーワード[Keyword-3]|
文●九島辰也 写真●ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグーワールド本誌2025年1号「2024年輸入車業界を賑わした5つのキーワード」記事の内容です)
リーズナブルな価格でライバルを震わせる
昨年あたりから日本のマーケットに新たな風が吹きつつある。それが中国の電気自動車専門メーカー、BYDの本格的な参入だ。特に今年投入されたシールの仕上がりはいい。BEVのトレンドである自然な操作フィーリングとアクセルの繊細なコントロールができるようになっている。これはけっこう驚き。BYDはそもそもバッテリー製造会社で、カーメーカーとしての歴史は浅いにもかかわらずクオリティは高い。また、デザインも悪くない。4ドアセダンでありながらスポーティなシルエットを描く。過度な装飾はなく、シンプルな造形にその好感度は高い。
プロフィール:自動車ジャーナリスト 九島辰也
ファッションや旅にも造詣が深い自動車ジャーナリスト。これまでアメリカ、ドイツ、イギリスと各国のクルマを乗り継いでいる。
[BYD シール]低めの着座姿勢で思いのほかスポーティ
BYDとして初めて参入する日本のセダン市場向けモデル。グレードは2つで、駆動方式はRWDとAWDが用意される。彼らが“e-スポーツセダン”というだけあり見た目も走りもスポーティに仕上がる。
[ヒョンデ コナ]未来を感じさせる超個性的なエクステリア
ヒョンデのBEVのSUV。未来感のある個性的なスタイリングがウリの1台。今年スポーティなパーツを装備した“Nライン”が追加され、バリエーションが増えた。ボディカラーはワントーンとツートンがあり、異なるイメージを楽しめる。