輸入車
更新日:2023.01.06 / 掲載日:2023.01.06
新型BMW 7シリーズ サステナビリティとデジタルを両立した高級セダン
BMW NEW 7 Series【グーワールド コラム/ニューモデル】
文と写真●ユニット・コンパス
問い合わせ:BMWカスタマー・インタラクション・センター TEL:0120-269-437 URL:https://www.bmw.co.jp
(掲載されている内容はグーワールド本誌2023年2月号の内容です)
ラグジュアリーの概念をアップデートしたBMW
ブランドとは何か。知名度? 信頼? 品質? それとも価格? 尺度はいろいろとあるだろうが、一流ブランドであるために必要なのは、信念だろう。BMWは「FORWARDISM」を掲げ、固定概念にとらわれず、挑戦し続けるブランドになるという。新たにモデルチェンジされたブランドを代表するふたつの7シリーズは、まさにその具現化だ。
BMWのフラッグシップである7シリーズは、1977年の初代登場から時代における究極のラグジュアリー・セダンとして、最高峰の品質や最新技術を取り入れながら進化を遂げてきた。第7世代となる新型のテーマはふたつ。BMWグループの社是であるサステイナビリティ(持続可能性)とデジタル化領域での革新技術である。すなわちこれらが今後のBMWが目指す道筋となる。
時代の要請を受け入れつつ7シリーズが究極のラグジュアリーを追求するのは歴代と同様だが、新型では指標となる価値観を「人」を中心としているのがユニーク。人の意識や欲求、感情を重視し、イノベーション、広範なコネクティビティを提供している。Amazon FireTV を搭載した31インチ8K パノラマ仕様の「BMW シアター・スクリーン」は、その象徴となる新装備だ。
パワートレインについてもカーボンニュートラルを強く意識したラインアップとなっている。歴代モデルで初めて完全な電気自動車である「i7」が用意されたのだ。一方で、ユーザーへの選択肢として直列6気筒ガソリンエンジンを搭載する「740i」、ディーゼルエンジンと4WDを組み合わせた「740d xDrive」も用意する。
SUVタイプの最高峰であるX7もマイナーチェンジが施された。7シリーズと同じく上下2分割の「ツイン・サーキュラー&ダブル・ライト」と暗闇で光を放つ「アイコニック・グロー・キドニー・グリル」からなる「BMW ラグジュアリー・フェイス」を採用することで、存在感を増しながら新型7シリーズとの統一感を高めている。
時代に合わせて価値観のアップデートを行った新型7シリーズとX7。攻め続けるBMWの姿勢にブランドとしての強さを感じることとなった。
NEW X7
ブランド初の大型高級SUVとして登場したX7がマイナーチェンジ。現行モデルがクラスで確固たる地位を築き上げたことを受け、ラグジュアリー要素をさらに加速させた。