新車値引き情報
更新日:2018.11.26 / 掲載日:2018.04.26
【新車購入】読者から寄せられた値引き自慢(2018年4月)
私もX氏 その1

From石川県
HONDA N-BOX
G Lホンダセンシング
車両本体価格172万6920円
トータル値引き17.2万円
値引き率8.6%
“ホンダの壁”は越境で崩せ!
“最後の砦”で7万円も稼いだ!
狙いはN-BOX。地元のホンダを何社もまわったが、ガードが固く、ノリもよくない。値引きは5~10万円。付属品をたっぷり付けているのに納得がいかない。
ここで月刊自家用車のX氏シリーズにちょくちょく出てくる「越境作戦」を思い出し、隣県のホンダへ。すると、若手のセールスさんから小声で「15万円引きにします」と囁かれる。
地元のホンダに隣県の条件をぶつけると、今度はのってきた。しかし予算に合わせるためカスタムからG・Lにグレードを下げて付属品も削ると、20万円近かった値引きは約11万円にダウン。再び暗礁に乗り上げてしまった。
そこで「最後の砦」として残しておいた店に乗り込む。ここは他社の正規店だが、サブディーラー的にホンダ車も扱えるとのこと。担当さんはベテランで、日頃から付き合いがあり、気心が知れている。これまでの経過を説明すると、車両本体から15万3380円引き、付属品28万9008円から1万9008円引きを一発回答。ホンダの最終条件より一気に7万円も安くなったので契約。
値引き採点 5
スペーシアも加えて実に熱の入った商談を展開しています。とくに“越境の成果”を武器にした攻め方は見事です。獲得した値引き条件は文句なしの特上。地域性も考慮して採点は5としました。
私もX氏 その2

From東京都
TOYOTA シエンタ
G 車いす仕様車
車両本体価格228万円
トータル値引き27.7万円
値引き率11.5%
若手の保守派vsツンデレ男
店長決裁で勝負をつけろ!
シエンタに狙いを絞ってトヨタのA店と交渉。この店は年末に試乗車を快く出してくれた上、営業マン氏も若くて元気がいい。思わず応援したくなるキャラだ。ところが価格交渉となると、とたんに保守的なトークに変わる。支払い総額225万円を要求すると「店長の決裁を前提にしても227万円が限界」とのこと。即決を促されるも退散。
一方、トヨタのB店は当初、「試乗車はない」とつれない対応だったが、商談になるとシャープに変身。いきなり20万円引きを示唆して、俄然、頑張ってきた。ここでも225万円をぶつけると、即決前提で店長さんと掛け合い、OKが出たためサイン。注文書には車両本体から22万6634円引き、メーカーオプション9万5000円から3万円引き、付属品4万1000円から2万円引きとなっていた。
値引き採点 4
シエンタはトヨタ4系列で販売していますが、狙い目は大衆車を扱っているカローラ店とネッツ店。ここでもこの2店を上手に攻めています。30万円引き/値引き率12 %なら採点は5でした。
私もX氏 その3

From東京都
HONDA オデッセイ
ハイブリッドアブソルートEXホンダセンシング(7人)
車両本体価格419万3200円
トータル値引き36.3万円
値引き率7.6%
2台目といっても油断は禁物。
買い取り店に見せたら15万円高!
4年落ちのオデッセイを下取りに出して、再びオデッセイを購入することにした。
現車を購入したホンダA店にて商談。値引きは25万円、下取り額は205万円とのこと。「予算内に収まらなければ購入を見送る」と伝えて引き上げる。その後、値引き33万5000円、下取り210万円までアップしてきた。そこで「あと10万円下げてくれたら決める」と伝えるが「これ以上は無理」とのこと。
複数の買い取り専門店に下取り車を見せると、最高225万円の値が付いた。
別経営のホンダB店へ。ここでも下取りは210万円。ただし値引きは車両本体から31万2898円、付属品57万976円から5万円、ボディコーティングから2万円引きを提示。ガソリン満タンにもOKが出たので契約。下取り車は買い取り店に売却した。
値引き採点 4
文句なしの特上クラスです。車庫証明/納車費用をしっかりカットさせているのも評価します。ただし。ホンダA店にB店との競合を伝えてもうひと押しすれば、また違った展開になったかも。
私もX氏 その4

From福島県
SUZUKI スイフトスポーツ
標準仕様(6MT)
車両本体価格194万4000円
トータル値引き15.8万円
値引き率7.1%
「嫁さんのおかげでとても
いい買い物ができました!」
ノートシリーズのノート・ニスモとヴィッツシリーズのヴィッツRSも検討したが、価格が高く、完全に予算オーバー。スイスポ1本に絞った。
スズキのサブディーラーで見積もりを出してもらうと、10万円引きだった。
別の日、スズキの正規店へ。サブディーラーの見積書を見せると、13万円引きを提示。10年落ちのハリアーの下取り額は40万円。「また来ます」と伝えて引き上げる。
後日、再び正規店へ。今回は嫁さんも連れていく。
値引きは約16万円にUP。セ「これが限界です」嫁「じゃ、下取り額を上げてくれませんか?」
ナイスフォロー! そのかいあって下取り額は51万円となった。最終的な値引き条件は車両本体から7万5600円引き、付属品29万5662円から8万2476円引きとなっていた。
値引き採点 4
値引き額だけで採点すると、3ですが、下取り車の高取りを評価して4としました。もう少し競合をあおると、さらに上乗せがきいたかも。また、下取り車は買い取り店にも見せて比較したかった。
私もX氏 その5

From大阪府
TOYOTA ハリアー
エレガンスGRスポーツ
車両本体価格339万8760円
トータル値引き45.7万円
値引き率12.9%
後輩よ、34万円引きくらいで
びっくりしたら、あかんで!
過去3度ほど「私もX氏」に掲載された実績を聞きつけ、職場の後輩が「ハリアーが欲しい。ぜひ協力を」と言ってきた。やるしかない(笑)。
トヨペット店の営業所を2か所まわってみたが「ご希望のGRスポーツは値引きしてまで売るクルマではないんですよね~。本当に欲しいと思う人なら値引きに関係なく買ってくれます」と強気だ。それでも2回目の商談で25万円引き+ETCにはなったが、この程度では納得できない。
そこで、私がアルファードを購入した営業所へ。担当さんは「Xさんだから駆け引きなしの条件を出します!」と34万円引きを提示。後輩は思わず契約しそうになったが、ここからが本当の勝負。粘った結果、車両本体から40万6920円引き、付属品13万896円から5万円引きとなったので、めでたく契約。
値引き採点 5
さすが、本誌の愛読者、ガードの固いGRスポーツを見事に攻略してくれました。“外堀を埋めてから本丸(なじみのセールスマンがいる営業所)を攻める”という戦術が大いに有効でした。
私もX氏 その6

From千葉県
NISSAN エクストレイル
20Xi(4WD)
車両本体価格300万9960円
トータル値引き53.9万円
値引き率14.2%
商談中にケータイが鳴った!
日産同士が仁義なき大激戦!!
フォレスターは「42~43万円引き」と言われたが、末期モデルにしては今ひとつだ。 そこで、エクストレイルに絞って経営の違う日産2社と商談することにした。
A店は座るなり42万円引きを提示。この条件をB店に伝えたところ「負けません!」と意気込んで45万円引き。
日を改めて再びA店へ。商談をしているとケータイが鳴る。出てみるとB店で「Xさん、50万円引きにします!」とのこと。電話を切って、A店にこれを伝えると「うちも同じ50万円引きにします!」と言ってきた。そこで、
X「同じ数字では選べません。私としてはA店のほうが最寄りなので、こちらで買いたいという気持ちがあります」
すると車両本体から28万円引き、付属品(58万4087円)から25万8979円引きを提示してきたので契約。
値引き採点 5
経営の異なる日産同士の競合を上手にあおっています。「最寄りの店を優先する」というセリフも大いに効果的でした。エクストレイルは大盤振る舞い中ですが、ここまで取れたら大成功。
私もX氏 その7

From滋賀県
SUZUKI エスクード
1.4ターボ(4WD)
車両本体価格258万6600円
トータル値引き21.2万円
値引き率7.1%
CX-3の好条件を武器に攻めたら
もっと違った展開になったかも?
ソリオ(平成24年式)よりもパワーのあるSUVが欲しいと思って買い替えを検討。 本命はエスクード。いつもお世話になっているスズキで査定してもらうと、下取り額は68万円とかなり良し!
XVにも狙いをつけたが、スバルの査定額は58万円で車両本体と付属品の合計金額も高かったため、買う気を失う。マツダの査定は60万円だったが「創立15周年のキャンペーン中なので、CX-3の値引きと合わせて100万円で下取りします」とのこと。しかし、気持ちはエスクードに傾く。
後日、再びスズキへ。すると2日間限定販売の特別仕様車(ナビ/ETC/バックカメラ付き)を勧められる。本気で交渉すると「決めていただけるなら」との条件で、車両本体と付属品38万7720円から21万1804円引きを提示してきたので契約。
値引き採点 3
エスクードはこのところ値引き条件をかなり緩めています。スズキ車からスズキ車への買い替えを強調しながら、CX-3の条件を武器にして、さらに上乗せを狙いたかったところです。
私もX氏 その8

From福岡県
TOYOTA トヨタ86
GTリミテッド ブラックパッケージ
車両本体価格342万3600円
トータル値引き25.6万円
値引き率6.7%
マツダとの競合にもち込んだら
一気に26万円も下がった!
86とロードスターの一騎討ちにもち込む。下取り車は21年式コルトラリーアート。
トヨタは値引き10万円、下取り5万円、支払い総額416万円となったが、マツダより高い。競合を伝えると「実は、今月はまだ販売ノルマに達していません。さらに頑張るので、ぜひ契約を!」と懇願してくるが、態度を保留。
帰宅の途中、トヨタのセールスさんから電話が入る。セ「支店長と地区担当マネージャーにお願いして支払い総額390万円の許可をもらいました! ご返事を夕方6時までにお願いします」
この条件をマツダ2店に伝えたが「とても無理」とあっさり白旗。そこで、トヨタに出向いて契約。86の最終的な条件は車両本体から20万6392円引き、付属品36万2924円から5万円引き、下取り7万8530円。
値引き採点 4
セールスマンが販売ノルマや上司の話を出してきたら大幅な値引きを獲得するチャンスなので、もうひと押ししてもよかったかも。また、下取り車は買い取り専門店にも見せて比較したかった。
提供元:月刊自家用車