【新車購入】読者から寄せられた値引き自慢（2018年1月）

私もX氏　その1
HONDA N-BOX
Ｇ　EXホンダセンシング
車両本体価格168万2640円
トータル値引き16.7万円/値引き率8.0%
FROM広島県

マイチェン前のタントで攻略！
下取りは20万円も高値で売却！

　妻が結婚したときから乗っているミラココア（平成25年式）を買い替えることにした。
　ホンダでＮ‐ＢＯＸの現車を見せてもらうと「売れている理由」がよくわかった。妻は安全性能とシートアレンジに強く惹かれる。見積もりを出してもらうと、値引き6万円／下取り45万円。
　買い取り専門店に寄って、ミラココアを査定してもらうと65万円の値が付いた。
　ダイハツでタントの見積もりを取る。マイチェン前だったため、値引きは21万円。下取りは52万円だったので、買い取り専門店の査定額を伝えると「とてもそこまでは出せません」とのこと。
　日をあらためてホンダへ。タントとの競合を伝えると、値引きを一気に15万円まで上げてきた。さらに詰めの交渉をした結果、車両本体から7万7480円引き、付属品（40万1020円）から9万円引きの合計16万7480円引きとなる。支払い総額はタントより高くなるが、安全性能と装備が充実していることもあってＮ‐ＢＯＸに決定。下取り車は買い取り専門店に売却した。

値引き採点5
N-BOXはこのところ値引きを緩めていますが、ここまで取れたら文句なしのウルトラＣ。納車費用をしっかりカットさせているのも評価します。下取り車の処分も上手におこなっています。

私もX氏　その2
TOYOTA ヴォクシー
ZS煌（7人）
車両本体価格286万9560円
トータル値引き35.3万円
値引き率10.3%
FROM大阪府

ネット業者と印鑑を武器に
発売直後のＺＳ煌を撃破！

　ステップワゴンやセレナも検討したが、本命はヴォクシー。付き合いのあるトヨタＡ店は「既存のＺＳを買ってくれるなら45万円引き」とのこと。しかし、どうせ買うなら、新たに発売されるＺＳ煌にしたいと思い、後日、煌の見積もりを出してもらうと、値引きは20万円とのこと。
　そこで、インターネットで全車を扱っている業者に見積もりを依頼する。支払い総額は338万円と出た。
　月末の夕方、ネット業者の条件を持ってトヨタＡ店へ。印鑑持参で最終交渉を仕掛けた結果、支払い総額330万円で契約。値引きは車両本体と付属品54万9504円から35万2964円。注文書とは別にフロアマットと希望ナンバーが無料サービスになっている。なお、下取り車は買い取り専門店に100万円（下取り85万円）で売却した。

値引き採点4
インターネット業者の条件をぶつけて、発売直後のＺＳ煌から特上クラスの条件を引き出しています。ただし、姉妹車ノアとの競合に持ち込めば、もうひと押しできた可能性があります。

私もX氏　その3
HONDA フリード
Gホンダセンシング（4ＷＤ/6人）
車両本体価格240万7800円
トータル値引き36.6万円
値引き率12.8%
FROM北海道

ダメもとでムチャを言ったら
なんと、実質40万円引き

　フリードとホンダセンシングに惚れ込んでしまう。値引きは11万円だったが「買ってくれるなら頑張ります！」と好感触。一方、シエンタは当初19万円引きだったが、フリードとの競合を伝えると31万円にアップ。心が揺れたが、ホンダに勝負をかける。
Ｘ「シエンタにしようと思っていますが、クルマ自体はフリードが気に入っています」
セ「いくらにしたら決めてもらえますか？」
　ダメもとで20万円以上の上乗せを要求すると「どうにかします！」。最終的に車両本体と付属品46万2326円から36万6400円引き、さらにスノーブレードセットと取り付け工賃など約3万5000円相当が無料サービスとなったので契約。なお、7年落ちウィッシュは買い取り専門店5店をまわって61万円（下取り45万円）で売却した。

値引き採点5
北海道はウインター装備を購入するため、値引きの総額が大きくなる傾向があります。それにしてもここまで取れたら大成功。車庫証明／納車費用をしっかりカットしているのも評価します。

私もX氏　その4
NISSAN ノート
e-POWERメダリスト

車両本体価格232万9560円
トータル値引き37.8万円
値引き率13.9%
FROM長崎県


ｅパワーは同士討ちで攻めるべし！　
最後は落とし技で決着！

　息子のクルマの買い替え。試乗すると本命はノート。そこで経営の違う日産の一騎討ちに持ち込む。Ａ店に最終見積りを依頼すると支払い総額は237万9160円。「Ｂ店が3万円以上安かったらあきらめます。それ以内ならチャンスを！」とセールスマン。
　翌日、Ｂ店へ。支払い総額は235万5600円。Ａ店との差は2万3560円。そこで、すでにＡ店では削っていた車庫証明／納車費用（合計2万5596円）のカットを頼むと「その分、値引きを上乗せします」と言って車両本体から25万7922円引き、付属品（ 29万2278円）から12万円引き、下取り23万円、支払い総額233万円を提示。ウインドウ撥水（7128円）も無料。なお、下取り車は、買い取り専門店が有利な場合はそちらへ売却することと代車を用意する約束を得ている。

値引き採点5
日産同士の争いを上手にあおっています。最後に仕掛けた車庫証明／納車費用の落とし技も見事に決まりました。下取り車の取り扱いについて約束を取り付けているのも大いに評価します。

私もX氏　その5
HONDA フィット
ハイブリッドLホンダセンシング（4WD）
車両本体価格224万1000円
トータル値引き15.0万円
値引き率6.2%
FROM新潟県

感謝祭なら無理が通る!?
超高取りで実質20万円超！

　狙いはフィットシリーズのフィットハイブリッドの4ＷＤ。近くに経営の異なるホンダカーズ店が3店舗あるので、それぞれと商談。Ａ店とＢ店はともに本体値引き10 万円、下取り（ 20年式セルボ）5万円を提示。付き合いのあるホンダＣ店は本体値引き12万円、下取り10万円。これをＡ店とＢ店にぶつけるも、あえなく白旗。
　Ｃ店で感謝祭が開催されることを知り、最終決戦に持ち込む。スノーブレードセットとスタッドレスタイヤ、ボディコーティングなどを追加して支払い総額240万円を要求。店長さんに掛け合ってもらうとＯＫとなったので契約。最終的な条件は車両本体値引き10万円、付属品（19万5597円）から5万円引きだったが、下取り額を14万7567円（リサイクル預託金含む）まで上乗せ。ちなみに買い取り専門店での査定額はゼロ。

値引き採点4
付き合いのあるホンダを後回しにして競合をあおっていったのが功を奏しています。下取り車の高取り分を含めると、値引きの合計は実質的に20万円を超えていると考えていいでしょう。

私もX氏　その6
MAZDA CX-3
20Sプロアクティブ
車両本体価格238万1400円
トータル値引き15.0万円
値引き率6.1%
FROM愛知県

愛読者がナイスサポート！　
まさか、こんなに安くなるなんて……

　親のお下がりの10年落ちビーゴが故障したため、初めての新車購入を決意。本誌愛読者の義弟をアドバイザーに据えた。ヴェゼルとXＶも検討したが、本命はＣＸ‐3。義弟と相談した結果、短期決戦で決着をつけることに。
　提示してきた条件は値引き9万円／下取り37万円で、支払い総額240万円。X「実は、予算は210万円なんです。なんとか近づけていただけないだろうか……」
　こちらの無茶な要求に営業マン氏は困り顔。すると豪快なキャラクターの店長さんが登場。本部に掛け合った結果、230万円に。こちらが「225万円なら買います！」とやると「わかりました！」と了承。最終的な条件は車両本体から約15万円引き、付属品約16万円から7万円引き、下取り39万円となっていた。納車費用はカット。

値引き採点5
ガードの固いCX-3から約22万円引きなら大成功です。下取り額も高い。本部決裁が出たあとの“ひと押し”でウルトラＣクラスを実現しています。義弟さんのサポートに拍手を送ります。

私もX氏　その7
SUBARU スバルXV
2.0i-L　アイサイト

車両本体価格262万4400円
トータル値引き25.7万円
値引き率8.3%
FROM神奈川県

予算オーバーは自己負担!?　
我が家のルールは厳しいのです

　13年間.14万km乗ったオデッセイを買い替えることに。
　近くのスバルに出向き「ホンダとは付き合いが長い。今回もヴェゼルを検討しているが、XＶにも魅力を感じている」などとジャブを入れる。提示してきた支払い総額は317万円だった。
　週末、再びスバルへ。X「我が家の予算は300万円です。これをオーバーした分は私のへそくりから出すことになってしまうので、317万円は厳しい。310万円ならハンコを捺します」
　相談した結果、ＯＫが出たので契約。注文書には車両本体から11万285円引き、付属品（47万6000円）から14万6740円引き、下取り7万円となっていた。さらにカーゴカバーが無料サービス。アウトドア有名ブランドのＧＰＳ腕時計（5万円相当）もいただいた。

値引き採点4
XVはこのところ大幅な値引きが目立ちます。獲得した値引き条件は特上クラスですが、ホンダの数字をズバリと伝えて、もうひと押ししてみると、違った展開になったかもしれません。

私もX氏　その8
SUBARU インプレッサG4
2.0i-Lアイサイト
車両本体価格234万9000円
トータル値引き23.8万円
値引き率8.6%
FROM愛知県

プリウスに決定！　と思いきや
スバルが土壇場で意地を見せた

　競合をあおった結果、プリウスがなんと50万円引きをオーバー。しかも、ほとんどの買い取り専門店で査定ゼロだったフーガ（13年落ち／事故歴あり）に10万円の値を付けてきた。支払い総額は270万円。これで決定！　いったん家に戻って印鑑と申込金を用意して再び出かける。
　途中、ホンダやマツダに寄って丁重にお断り。2社ともプリウスの条件を聞くと、白旗をあげてしまった。
　ただし、スバルだけは「何とかします！」と食い下がってきた。提示してきたＧ4の支払い総額は280万円。さらにフーガに5万円（リサイクル費用戻し分は別）の査定を付けて支払い総額は275万円……、大逆転でスバルに決定。注文書には車両本体から14万4973円引き、付属品40万5476円から9万2739円引きとなっていました。

値引き採点4
東海地区のスバルは強気な売り方をしてくる傾向があります。G4からこれだけ取れれば合格。下取り額も半分は“実質的な値引き”です。車庫証明／納車費用をカットさせているのも評価します。


提供元：月刊自家用車