新車値引き情報
更新日:2023.03.27 / 掲載日:2023.03.25

私もX氏 読者の値引き実例 巧みな交渉術でウルトラCが連発!

その1 ヴォクシーから48.0万円引き!

TOYOTA ヴォクシー
ハイブリッドS-Z E-Four(4WD・7人)
トータル値引き 48.0万円
値引き率 10.2%
From群馬県

希望額をズバリとぶつけて
「OKなら他店には行かん」


 11万km超え17年目の車検間近のエスティマを、ついに買い替えることにした。
 狙いはヴォクシーのみ。エスティマのメンテナンスで付き合いのあるトヨタA店と交渉を開始。欲しいオプションを伝えると、提示してきた総額(値引きなし)は483万1726円。
X「ほかのトヨタの販売店にも商談の予約を入れてあります。でも支払い総額が430万円になるなら、この場で決めるつもりです」
「う~ん……430万円ですか……相談させてください」
 営業さんはいったん奥に引っ込み、しばらくして戻ってきた。
「ぎりぎり限界が433万円です。これで決めてください!」
 最終的にオプションを追加して438万円で契約。商談にかかった時間は約2時間。注文書には車両本体とメーカーオプション(57万4200円)から38万487円引き、付属品(18万8650円)から10万円引き、下取り7万120円となっていた。納車は1年半後の予定。下取り車は途中で車検を通して、下取り額は納車まで据え置き。

値引き採点 5
なじみのトヨタに「他店とも商談する予定」と前振りしてからズバリと希望額をぶつけて「この場で決める!」と迫ったのが大きな効果をあげています。ヴォクシーから48万円/10%引きなら大成功!


その2 ステップワゴンから39.7万円引き!

HONDA ステップワゴン
e:HEVスパーダプレミアムライン(7人)
トータル値引き 39.7万円
値引き率 8.7%
From愛知県

強気の愛知から脱出せよ!
ホンダのお膝元で大成功!!


 ノア/ヴォクシーやセレナも検討したが、本命はステップワゴン。地元のホンダ2店と商談するも値引きは10~20万円と思ったよりガードが堅い。そこで、県境が近い地の利を生かして三重県に越境。ここにはホンダの製造工場があり、いわば“お膝元”。どうやら“地元サービス”があるようで、これまでホンダ車を三重の販売店から購入。今回もこの店に出向いた。
 担当セールスさんは実に気前のいい方で、最初から思い切った値引きを出してくる。
 商談を煮詰めた結果、最終的な条件は車両本体と付属品67万3200円から39万7330円引きとなった。
 なお、下取り車の査定額は45万円(他店は40万円)で「よほどの過走行や事故破損がなければ、1年後の納車時まで45万円は据え置きとします」とのこと。

値引き採点 4
「X氏の大作戦」に勝るとも劣らない、長文の熱いリポートを送ってくれました。地元を先行させて隣県を攻めるという戦術が功を奏しています。値引き条件も下取り額も文句なしの数字を獲得しています。


その3 ソリオから26.2万円引き!

SUZUKI ソリオ
ハイブリッドMZ
トータル値引き 26.2万円
値引き率 11.4%
From千葉県

愛車の低評価に戦意を喪失……
……と思いきや大逆転です!


 トール/ルーミーとソリオ/デリカD:2を対象に商談。競合に持ち込んだが、思ったような値引きが出てこない。プレマシーの下取り額はどこも3万円程度。15年落ちなので妥当な額かもしれないが、大切に乗ってきた愛車を低評価され、戦意を喪失。
 こうなったら壊れるまで乗り続けようと思ったが、試しに近所のスズキA店へ。
 これまでの経緯と予算を伝えたところ「駆け引きなしでいきましょう!」とやる気満々。提示してきた条件は車両本体から19万7142円引き、付属品(8万9562円)から6万5000円引き、さらにテレビキットを無料サービス。そして愛車プレマシーには10万円の査定額を付けてくれた。他のスズキを遥かに超える条件だ。初売りの成約プレゼント商品券1万円もいただき、大満足で契約。

値引き採点 5
ソリオから値引き25万円/値引き率10%を超える条件が取れたら特上クラスです。下取りの10万円も半分は実質的な値引きと考えていいでしょう。高取り分を含めて採点はウルトラCクラスとしました。


その4 ハイエースバンから52.7万円引き!

TOYOTA ハイエースバン
スーパーGLダークプライムII(4WD・ディーゼル)
トータル値引き 52.7万円
値引き率 11.2%
From京都府

担当との信頼関係は完璧
“超”ウルトラCが実現


 狙いはハイエース一本。交渉も付き合いのあるトヨタA店に絞る。この店からは15年前にヴォクシー(今回の下取り車)を購入しただけだが、担当さんはやり手なので、これまで知人13人を紹介。したがって信頼関係は完璧!
 見積もりを出してもらうと総額は約481万円。妻から許された予算は410万円。ズバリとこれを伝えて直球勝負。回答は明日となる。
 翌日、妻とトヨタA店へ。
「店長も巻き込んで頑張りました!」
 希望通りの410万円に。
「ほかにご希望は?」
X「じゃ、お言葉に甘えて…」
 ガソリン満タンやオイルキープなどの無料サービスをお願いして気持ちよく終了。最終条件は車両本体値引き49万7100円、付属品(29万9340円)値引き3万円、下取り18万3330円。

値引き採点 5
「15年間で13人のお客を紹介」という実績を持つユーザーの購入とあっては担当セールスマンも気合を入れざるを得ません。果たせるかな“超”の文字が付くウルトラCクラスの条件が飛び出しました。


その5 N-WGNから19.5万円引き!

HONDA N-WGN
カスタムL
トータル値引き 19.5万円
値引き率 9.0%
From福井県

付き合いのある店は後回し。
同士討ち戦術のセオリーです


 母が14年間乗ったホンダ・ライフを買い替えることになり、代理で商談しました。
 ハスラーは下取り込みで約16万円引き、納期は2か月程度。デイズは値引き約20万円/下取り5万円で、納期は5か月程度とのことでした。
 本命のN-WGNは経営の違うホンダ3社と商談。A店は下取り込みで約27万円引き。B店は値引き約19万円ながら下取り額は10万円。
 この2社の条件をなじみのC店にぶつけたところ、最終的に車両本体から14万3573円引き、付属品(47万7565円)から5万1700円引き、下取り10万円を提示。B店とほぼ同条件ですが、付き合いの長さを優先してC店に決定! この店からは去年、フィットを購入したこともあって、かなり頑張ってくれたようです。なお、納期は1か月程度でした。

値引き採点 4
付き合いのあるホンダC店を最後に残して、経営資本の異なるホンダ2店を先行させたのが勝因です。値引き額も下取り額も特上クラスです。値引き率が10%を超えていれば採点は5となりました。


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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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