新型車比較・ライバル車対決
更新日:2020.05.29 / 掲載日:2020.04.24
TOYOTAヤリス、HONDAフィット、NISSANノートでエクステリア比較
ヤリス

躍動感溢れるアクティブなデザインにより、従来型(ヴィッツ)とイメージを一新。
ホイールベースも2550mmと40mmほど拡大されており、伸びやかな印象が強まっている。
山椒は小粒でもぴりりと辛い そんなイメージを強く感じる
4m弱×1.7m弱の平面寸法は従来型(ヴィッツ)とほぼ同じだが、車体後部のボリューム感を抑えたデザインなど、寸法よりもコンパクトに感じさせるスタイリングとしていることが特徴だ。穿った見方をすれば従来どおりのフルラインナップ展開をするトヨタの車種構成で、カローラ スポーツとの棲み分けを配慮したとも考えられる。前向きに捉えるなら凝縮感のある引き締まったフォルムは、小さなクルマならではの躍動感ある雰囲気が楽しめる。それが独特なスポーティ感の源とも言えるだろう。
ヤリス

SUVライクなスタイリングが与えられたクロスターは、専用意匠のエアロパーツの採用でやや大柄なイメージ。
全幅と全高は比較3モデルの中で最も大きい数値になる。
ネスやホームなどの標準仕様車は、全長も少々短くなり、全幅は5ナンバーサイズに収まる。
そのため、少しスマートな印象を受ける。
1クラス上に感じるほど 数字以上に大きく見える
やや大きめなクロスターはもちろん、ネスやホームなどと比べても一回り以上大きく見える印象。ちょっと見には1クラス上に感じるほどだ。テールエンド近くまで延びたルーフやフロント周りの大きなグラスエリア、ボリューム感のあるフロントマスクなどが、そう見える理由の一つだが、この設計は、キャビン容量の拡大と開放的な後席の居心地向上にも大きな恩恵がある。極細フロントピラーの採用も見晴らし向上が狙いであり、これも快適性と使い勝手を狙った設計の一つといえよう。
ノート

ブルーのVモーショングリルがもたらす引き締まったフロントマスクはノートのアイデンティティの一つ。
比較3モデルの中では全長とホイールベースは最も長い。
オーソドックスなデザインは ダウンサイザーに似合い
3車の中では最も車体サイズが大きく、全長もおおよそ10cmほど長い。フィット同様にリヤエンド近くまで延びるルーフの採用でキャビンボリュームを感じるプロポーションとしているが、それほどスペース最優先と思わせないのは、オーソドックスにまとめたウインドウ周りや面造形ゆえだ。最近のキャラが濃いモデルに比べると、やや個性に乏しい感もあるが、その保守的なデザインは上級クラスの趣にも似ている。ダウンサイジングを検討しているユーザーにとっては、いい塩梅だ。