新型車比較・ライバル車対決
更新日:2020.01.05 / 掲載日:2020.01.05
TOYOTA ヤリス 購入大作戦

性能&装備向上でヴィッツの約9万円高!!

TOYOTA ヤリス ●価格帯:139万5000~249万3000円 ●発売日:2020年2月10日

TOYOTA ヴィッツ ●価格帯:120万3400~226万8200円 ●発売日:2010年12月22日
2019年10月に先行情報を公開したトヨタの新型コンパクト・ヤリス。その両車の価格差は量販グレードのヤリス1.5Xとヴィッツ1.3F(注)で比較して8.88万円高と安全装備などを向上させながら最小限の価格アップに収まっているのが特徴だ。(注)両車ともFF・CVT車で比較

トヨタの次世代技術の集大成とも言える中身

クルマの重要なセールスバリューとしてプレミアム感は柱のひとつ。ヴィッツ後継としてデビューするヤリスも「贅」を売り物にするのだが、上級クラスの高級感の移植ではなく、安心感や質感でクラス上を目指したのが特徴である。 第一のポイントはTSS(トヨタ・セーフティセンス)の採用だ。機械式駐車ブレーキのためACCは全車速型ではないが、前走車追従機能も備えたLKAの採用などクラスを超えた高機能運転支援システムを採用。最廉価仕様以外に標準装備されるが、1L車は機能が制限されている。 シャシーはカローラにも採用されたGA-Bプラットフォームをベースとするが、リヤダブルウィッシュボーンサスは4WD車のみの採用となり、FF車には新開発のトーションビームを採用。高剛性化が図られた骨格設計など走りの質感にこだわったのが大きな特徴だ。 パワートレーンは1.3L車が廃止され、1Lと1.5L、1.5Lハイブリッドの構成。1Lは従来の改良型を採用するが、注目は1.5Lである。ガソリン、ハイブリッドともに熱効率向上を図った3気筒ダイナミックフォースエンジンを採用。また、ハイブリッドの4WD車には回生機能のない簡易型ながら後輪駆動を電動化したE-Fourを設定。これにより1L車と1.5LのMT車以外で4WDの選択が可能となった。 居住性やユーティリティで目立った進化はないが、トヨタの次世代技術の集大成とも言えるハードウェア構成で、登録車の最小クラスでありながら上級クラスに勝るとも劣らない質と安心を実現。タウン&ツーリング志向のダウンサイザーの大本命といっても過言ではない。
ボディカラーバリエーション
★1:3万3000円高。★2:4万4000円高。★3:5万5000円高。★4:7万7000円高。
スーパーホワイトII
ホワイトパールクリスタルシャイン★1
シルバーメタリック
ブラック
ボルドーマイカメタリック
センシュアルレッドマイカ★1
アイスピンクメタリック
コーラルクリスタルシャイン★1
アバンギャルドブロンズメタリック
サーモテクトライムグリーン★2
ダークブルーマイカメタリック
シアンメタリック
ホワイト×ブラック★3
ホワイト×センシュアルレッドマイカ★4
ブラック×シアンメタリック★3
ブラック×アバンギャルドブロンズメタリック★3
ブラック×コーラルクリスタルシャイン★4
ブラック×アイスピンクメタリック★3
インテリアカラー
※合成皮革+ツィード調ファブリックをメーカーOP設定。
クレアトーブ※
ブラック
トーブ
グレード間装備差をチェック
エクステリア
従来ヴィッツから乗り換えも容易なサイズ設定
車体平面寸法は従来ヴィッツとほぼ同じ。全高は30mm低下しているが、とくにスポーティなキャラを狙ったパッケージングではない。ホイールベースは40mm拡大し、その分だけリヤオーバーハングが短くなった。リアピラーの下端を前方に回り込ませるなどデザイン面でもコンパクト感を強調している。車体を大きく見せるのが一般的なだけに新鮮に映る。なお、標準設定モデルの最小回転半径は10cm拡大したものの、タウンユースに適した4.8m。スポーティ仕様や4WD車でも5.1mであり、従来ヴィッツからの乗り換えも容易なサイズ設定である。
HYBRID Z/1.5Z
前後ランプはフルLED。フロントグリルにはブラック塗装が施され、リヤスポイラーも大型ブラックタイプに。ドアベルトモールディングはサテンクロムになる。
HYBRID G/1.5G/1.0G
プロジェクター式のハロゲンヘッドランプを標準装備。メーカーOPでフルLEDヘッドランプのチョイスも可能。リヤコンビネーションランプも一部LEDが標準だ。
HYBRID X/1.5X/1.0X
ベーシックグレードのX系は、外観の意匠は上級のG系に準じる。フルLEDヘッドランプ&リヤコンビネーションランプは選択できない。G系と同じくドアベルトモールディングはブラックになる。
1.0X・Bパッケージ
X系/G系のエクステリアに準じるがレンタカーや営業車向けのグレード。しかし、かといってボディカラーの選択が狭まることなく全色から選ぶことができる。
●3灯式フルLEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)+LEDターンランプ+LEDクリアランスランプ
Z系に標準装備、G系にメーカーOP設定の3灯式フルLEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)。LEDクリアランスランプにはデイライト機能が付く。
●ホイールバリエーション
15インチスチールホイール(樹脂フルキャップ)。Z系とX系の一部に設定。
16インチアルミホイール。Z系にメーカーOP。
14インチスチールホイール(樹脂フルキャップ)。G系とX系に標準装備。
15インチアルミホイール。G系にメーカーOP設定。
インパネまわり
機能性と威圧感の少なさを上手にデザインしたコックピット
ひとつの塊としてのコックピットではなく、居心地のいい空間に機能部を分散配置。機能性と威圧感の少なさを上手にデザインしたコックピットだ。また、メータークラスターやステアリングをコンパクトに仕立てたことも功を奏している。インパネ全体を威圧感なく仕上げた中で強い存在感を放つのが中央に配されたディスプレイ・オーディオ。全車に標準装着され、X系以外は8インチモニターを採用。運転に支障のない範囲で高い位置に置かれているので視認性も良好。スマホ連携あるいは独立型のナビへの展開も可能である。
HYBRID Z/1.5Z
HYBRID Z/1.5Z
ステアリングベゼルやフロントコンソールがローズメタリック塗装になるZ系。ステアリングとシフトノブは本革巻き。
HYBRID G/1.5G/1.0G
HYBRID G/1.5G/1.0G
ウレタン仕様のステアリング&シフトノブになる。ステアリングベゼルのローズメタリック塗装はコンフォートシートセットを選ぶと付いてくる。
ネスHYBRID X/1.5X/1.0X
ネスHYBRID X/1.5X/1.0X
華美な印象はない。スマートエントリー&スタートシステムはハイブリッドE-Fourと1.5Lの4WDに標準。2WDはメーカーOP設定。
1.0X・Bパッケージ
1.0X・Bパッケージ
シンプルなインパネまわり。スマートエントリー&スタートシステムはメーカーOPで選べる。ディスプレイオーディオのサイズアップも可能。
●メーター
4.2インチTFT液晶のマルチインフォメーションディスプレイは全車に標準装備。G系以上はデジタル表示。それ以外がハイブリッドでもアナログメーターになる。
●ディスプレイ・オーディオ
Tコネクトやスマートリンクによるスマホ接続を可能にしたディスプレイ・オーディオは、X系が7インチ、それ以外が8インチ。X系も1万1000円でサイズアップ可能。
シートまわり
イージーリターンシートをはじめとする乗降性向上の工夫に注目
若々しく現代的な内装にマッチしたシートデザインも特徴のひとつとなっているが、機能面では乗降性向上の工夫が注目点。Z系とG系コンフォートシートセットの運転席にはワンタッチでシートを後方退避させるイージーリターンを採用。また、Z系と最廉価仕様以外では乗降時に前席を車外側に向けて乗降をサポートするターンチルトシートをOP設定。ヤリスの老若男女を問わないユーザーフレンドリィな設計を象徴する装備である。
HYBRID Z/1.5Z
HYBRID Z/1.5Z
シート表皮に上級ファブリックを採用。メーカーOPで合成皮革+ツィード調ファブリックも用意。内装色はブラックが基本だが、明るいクレアトーブも選べる。
HYBRID G/1.5G/1.0G
HYBRID G/1.5G/1.0G
写真はトーブカラーのインテリア。ヘッドレスト一体型のほか、セパレート型もコンフォートシートセットで用意。その場合、内装色はトーブ、シート表皮はマルチカラーになる。
HYBRID X/1.5X/1.0X
HYBRID X/1.5X/1.0X
シート形状はヘッドレスト一体型のみ。G系と同様にメーカーOPでターンチルトシートを選択した場合はヘッドレストセパレート型のシートとなる。
1.0X・Bパッケージ
1.0X・Bパッケージ
X系と同じく、ファブリックシート表皮とブラック内装色のみの設定となるBパッケージ。最廉価グレードにもターンチルトシートを設定していることに驚く。
●ターンチルトシート
運転席と助手席シートが回転とチルトし、和装の方や腰痛がある場合、筋力に自信が無い人の乗り降りをサポート。Z系以外にメーカーOP設定。
ユーティリティ
歴代ヴィッツにも採用された、ちょっとした収納の工夫を進化踏襲
インパネに棚状のチョイ置きトレイを設定するなど、日常用途向けの設計だが、全体的には基本を押さえた印象。Z系とG系コンフォートシートセットには助手席のアンダートレイ及びシートバックポケットが装備され、標準ではZ系のみ採用するアジャスタブルデッキボードは販売店装着OPとして他グレードにも設定されている。
フル乗車時でも630mmの奥行きを持つラゲッジスペース。後席は6:4分割で格納できる。Z系にはアジャスタブルデッキボードを装備。床下をサブトランクとして使用できる。この状態でスーツケースの横積みも可能。

走行中に助手席に置いた手荷物が滑り落ちるのを防ぐ買い物アシストシートはヴィッツ時代からあった装備。シートバックポケットや助手席シートアンダートレイなど細かな収納装備をG系以上にメーカーOPまたは標準装備している。
安全装備/運転支援装備
ハイブリッド車専用ではあるが高度駐車支援を用意
最廉価仕様以外はTSSを標準装着。ただし、1L車はLKAが車線逸脱抑制に限定され、ACCも非採用だ。ACCはカローラ系同様のシステムだが、EPBがないため停車まではサポートしない。また、死角車両を検知するBSMはBパッケージ以外にOP設定され、MT車以外は後方接近車両検出自動ブレーキ等の機能を付加。また、ハイブリッド車専用OPとしてアクセル/ブレーキ操作も自動化した高度駐車支援システムも用意する。

トヨタセーフティセンスのプリクラッシュセーフティは交差点シーンにも対応。右折時に前方から迫る対向直進車の検知も可能になっている。
プリクラッシュセーフティの交差点対応は右左折後の横断歩行者の検知も可能に。事故発生率が高い交差点内での衝突回避や被害軽減に役立つ。
駐車時に前後の壁などへの衝突を防ぐインテリジェントクリアランスソナーや駐車場での衝突防止をサポートするリヤクロストラフィックオートブレーキも採用。
高度駐車支援システム「アドバンストパーク」は、12個の超音波ソナーと4つのカメラで駐車スペースを認識・誘導。白線のない駐車場も登録とメモリができる。
「車いす収納装置付車」を用意する ヤリス“ウェルキャブ”
●価格帯:156万9000~218万3000円(非課税)

●「タイプI」1.5X(FF)車いす収納装置付車

●「タイプII」運転席&助手席ターンチルトシート付
荷室への車いす収納装置を備えたウェルキャブ仕様をX/G系のAT車に設定。ターンチルトシートを助手席のみに装着するタイプIと両前席に装備するタイプIIの2タイプが用意されている。タイプIはX/G系に設定され、1.5L車は4WDも選べるが、タイプIIは1.5LのFF車のみの設定となっている。
ヤリスvsライバル先取り走行性能比較
トータルバランスでライバルを上回るヤリス
長距離走行の運転疲労を軽減する先進運転支援装備や乗降性を向上する新しいシート機能。街中から山岳、高速まで安心感が高く運転しやすいドライブフィールなど、親しみやすく安心感のある走行性能や運転感覚がヤリスの特徴。と言えば満遍なく優等生とも思えるが、居住スペースは凡庸である。 マツダ2よりはゆとりある後席だが、フィットやノートに比べると一回り狭く、4名乗車を基本とする用途では分が悪い。ファミリーカーとして選択するなら広さや車内の雰囲気からしてフィットがリード。新型ハイブリッドの導入もあって、ファミリーユースの最右翼。 走行性能面では高速ツーリング主体では操安と燃費の両面でマツダ2のディーゼル車が高評価。ただ、高速寄りのサスチューンはゆったりしたドライブを楽しむには硬すぎる。タウン&ツーリング総合で性能や快適性を評価するならヤリスが死角なしの優等生だ。 もう一車、同じトヨタのハイブリッド車、アクアの存在が気になるが、ヤリスと比較すると余力感の演出や乗り心地の粗さがウイークポイント。ハイブリッド専用車ではあるが、ヤリスHVと比較して走行性能でも専用車らしいアドバンテージはない。
TOYOTA ヤリス

※写真はプロトタイプ
狭めの後席居住性がウィークポイントになるかもしれないが、先進的な運転支援装備や人にやさしい使い勝手が随所に散りばめられている。まだプロトタイプの評価になるが、シーンを選ばない走行性能も魅力だ。●主要諸元(1.5G・FF)●全長×全幅×全高(mm):3940×1695×1500 ●ホイールベース(mm):2550 ●車両重量(kg):1000 ●パワートレーン:1490cc直3DOHC(120PS/14.8kg・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード燃費(km/L):21.4 ●燃料タンク(L):40 ●最小回転半径(m):4.8 ●タイヤサイズ:175/70R14 ●価格:175万6000円 ※オプション含まず
1L直3
1.5L直3

1.5L直3ハイブリッド
ヤリスのパワートレーンは3タイプ。1L直3エンジンと新開発の1.5L直3エンジン、1.5L直3ハイブリッド。ハイブリッドのWLTCモード燃費は最大36.0km/L。
ガソリンエンジンは1L/1.5Lともに専用設計のCVTを新開発。1Lは主に燃費向上、1.5Lは小型化と伝達効率を改善。
HONDA 新型フィット

※写真はプロトタイプ
家族がどう過ごすかに注力した設計が見所。ファミリーユースでは居住性や見晴らしだけで選んでもいい。ハイブリッドシステムを変更して車格以上の余力感とトップクラスの燃費を実現。ファミリーカーの最右翼だ。●主要諸元●全長×全幅×全高(mm):3995×不明×1515 ●ホイールベース(mm):不明 ●車両重量(kg):不明 ●パワートレーン:1.5L e : HEVまたは1.3L直4 ●トランスミッション:電気式無段変速(e : HEV)/CVT(1.3L) ●WLTCモード燃費(km/L):不明 ●燃料タンク(L):不明 ●最小回転半径(m):不明 ●タイヤサイズ:不明 ●価格:不明
e : HEV
1.3L ※写真は現行型
2モーターハイブリッドシステム「e : HEV」を新搭載。エンジン排気量は1.5L。ガソリンエンジンは1.3Lを現行型から引き続き搭載する。
「e : HEV」はトランスミッションを持たない電気式無段変速を採用。1.3Lガソリン車はCVTとなる。シフトレバーはシンプル。
NISSAN ノート

e-POWER車はシリーズ式の利点を活かした濃い味の運転感覚が特徴。他のハイブリッドにはない味わいは魅力的だが、性能的なアドバンテージはない。ヤリスと比較するとガソリン車は一世代以上古く感じる。●主要諸元(e-POWER X・FF)●全長×全幅×全高(mm):4100×1695×1520 ●ホイールベース(mm):2600 ●車両重量(kg):1220 ●パワートレーン:1198cc直3DOHC(79PS/10.5kg・m)+モーター(70kW/245Nm) ●トランスミッション:電気式無段変速 ●JC08モード燃費(km/L):34.0 ●燃料タンク(L):41 ●最小回転半径(m):5.2 ●タイヤサイズ:185/65R15 ●価格:205万9200円 ※オプション含まず
販売の中心は発電用1.2L直3エンジンを搭載するe-POWERになるが、従来型の1.2L直3ガソリンと1.2L直3スーパーチャージャー付きも用意。ニスモには1.6L直4も設定。
e-POWERはトランスミッションを持たず、電気式無段変速を採用。ガソリン車はCVTを採用する。カスタムモデルのニスモなどには5MTを用意。
MAZDA マツダ2

ディーゼル車の力強さと燃費が魅力。高速ツーリングを軸脚とした操安性も頼もしく、クルマ好きのためのファントゥドライブもあり。後席居住性と乗り心地が気になるが、同クラスではクルマ好きの薫り高い一車。●主要諸元(XD PROACTIVE・FF)●全長×全幅×全高(mm):4065×1695×1500 ●ホイールベース(mm):2570 ●車両重量(kg):1150●パワートレーン:1498cc直4DOHCディーゼルターボ(105PS/25.5kg・m) ●トランスミッション:6AT ●WLTCモード燃費(km/L):21.6 ●燃料タンク(L):44 ●最小回転半径(m):4.7 ●タイヤサイズ:185/65R15 ●価格:199万1000円 ※オプション含まず
1.5L直4ディーゼルターボ
1.5L直4
デミオ時代にあった1.3L直4ガソリンエンジンを廃止。現在は1.5L直4ガソリンと1.5L直4ディーゼルターボの2タイプ。
トランスミッションはオーソドックスなトルコン6ATを採用。ガソリン/ディーゼルともに6MTもラインナップしている。
TOYOTA アクア

ハイブリッドシステムもヤリスより一世代古く、安全&運転支援機能、車載ITシステムも同様。走りの側面では余力感と快適性で差を付けられてしまう。内外装の質感や装備も旧世代の印象が強い。●主要諸元(S・FF)●全長×全幅×全高(mm):4050×1695×1455 ●ホイールベース(mm):2550 ●車両重量(kg):1090 ●パワートレーン:1496cc直4DOHC(74PS/11.3kg・m)+モーター(45kW/169Nm) ●トランスミッション:電気式無段変速 ●JC08モード燃費(km/L):34.4●燃料タンク(L):36 ●最小回転半径(m):4.8 ●タイヤサイズ:185/60R15 ●価格:192万1700円 ※オプション含まず
このアクアから搭載されその後あらゆるトヨタコンパクトに搭載されていった1.5L・THS II。JC08モードだが最大38.0km/Lの超低燃費。
THS IIなのでトランスミッションは電気式無段変速。アクアはガソリン車のようなシフトレバータイプで未来感はない。ヤリスも同様だが。
買うならコレ!

日常域での性能と価格の手頃さで選ぶなら

【ヤリスオススメ】1.5G ●価格:175万6000円
予算無制限で選ぶならハイブリッドZの4WD仕様を勧めたい。ハイブリッドを選ぶ理由は今さら説明するまでもないだろう。4WDについてはリヤサス形式の差による乗り心地の違い。4WD仕様のほうが乗り心地の質感が高い。しかし、価格は224万円強から。費用対効果を考えるとイチ押しとも言い難い。 1L車は性能も運転支援もタウンユース向けであり、タウン&ツーリングでの性能と価格の手頃さを考慮するなら1.5L車のFFモデルから選ぶのがベストである。 実用機能ならばXでも十分だが、ポストファミリーのダウンサイジングにはちょっと贅沢な雰囲気も楽しめるGのコンフォートシートセットがオススメだ。