新型車比較・ライバル車対決
更新日:2019.05.20 / 掲載日:2019.05.20

新型RAV4グレード解説

ハイブリッドモデル

icon HYBRID X

  • 価格: 320万2200円(FF) 345万600円(4WD)

    ハイブリッドの入門グレードFFモデルも選択可能

  • ファブリック・ブラック

    ハイブリッド車のエントリーグレード。パワートレーンがハイブリッドであることと、それに付随する走行支援機能が異なることを除けば、装備や内外装の仕様はガソリン車のXとほぼ同内容。ちなみにガソリン車のXとの価格差は約60万円になる。

  • ファブリック・ライトグレー

icon HYBRID G

  • 価格: 381万7800円(4WD)

    機能装備を充実させたRAV4の最上級グレード

  • 合成皮革・ブラック

    ハイブリッドXと同様に、ガソリン車のGと装備&意匠はほぼ共通だが、ハンズフリーパワーゲートがオプションで選べることと、アクセサリーコンセントの出力が異なるなど、一部装備の装着設定が少々異なる。駆動方式は、E-Fourを搭載する4WDモデルのみ。

  • 合成皮革・ライトグレー

ガソリンモデル

icon X

  • 価格: 260万8200円(FF) 283万5000円(4WD)

    機能&装備は実用最優先コスパに秀でる入門グレード

  • ファブリック・ブラック

    トヨタセーフティセンスは装着されるが、ソナー系の安全装備はOP設定。シート地もファブリック、加飾パネルもシンプルなブラックパネル仕様と、装備&機能は実用最優先だ。ただ、ガソリン車でFFモデルを選べるのはXのみ。価格もかなり魅力な設定だ。

  • ファブリック・ライトグレー

icon G Z Package

  • 価格: 334万8000円(4WD)

    トルクベクタリングAWDも装着オン/オフ問わない万能グレード

  • 合成皮革・ブラック

    Gをベースに上級機能&装備を追加したガソリン車の最上級グレード。内外装の意匠はGと共通だが、トルクベクタリングAWDの搭載やデジタルインナーミラー&パワーバックドア(ハンズフリー仕様)への変更、専用ホイールの装着で差別化が図られている。

  • 合成皮革・ライトグレー

icon G

  • 価格: 320万2200円(4WD)

    利便装備が強化されたガソリン車の中核グレード

  • 実用性に徹したX系グレードに対して、内外装の仕様に上級加飾がプラスされるほか、ランバーサポート付き運転席パワーシートやバックカメラ、パワーバックドアなどの機能装備も充実。実用面に秀でたRAV4らしさを最も感じることができるグレードだ。

  • 合成皮革・ライトグレー

icon Adventure

  • 価格: 313万7400円(4WD)

    専用外装でカスタムされた個性豊かなオフローダー

  • 合成皮革(専用意匠)・ブラック

    タフギアのイメージを注いだ専用外装を装着するカスタム系グレード。装備水準はX系グレードに近く、やや物足りなさもあるが、4WDシステムは最新のトルクベクタリングAWDを搭載。アルミも専用意匠の19インチと全体がオフロード寄りに仕上げられている。

  • 合成皮革(専用意匠)・オーキッドブラウン

【グレード選び】この機能&装備に注目すべし!

  • 【チェック1】4WDシステム

    純粋に性能だけを比較すればトルクベクタリングAWDが一歩リードするが、ガソリン車の上位グレードのみしか選べない。正直、X&Gのトルクコントロール4WDの走りも優秀だ。

  • 【チェック2】パワートレーン

    ガソリン車は、トヨタ車初となる2L+ギヤ付きCVTを搭載。ハイブリッド車も最新仕様のTHS 2と、どちらを選んでもトヨタの最先端を堪能できる。約60万円の価格差をどう見るか?

  • 【チェック3】タイヤ&アルミホイール

    ホイールはグレード毎に意匠が異なる設定。17インチから19インチまで選ぶことができる。XはGと同じ18インチをOPで選択可能だ。

  • 【チェック4】サンルーフ

    サンルーフは全グレードOPだが、大型ガラスルーフのパノラマムーンルーフはGグレード以上の設定。Xは小型サンルーフになってしまう。

  • 全グレード、オーディオレスのためナビは自由に選べるが、Tコネクトとの連携を考慮すると、ディーラーOPの純正ナビが無難な選択だ。

  • トヨタセーフティセンスは全グレードに標準装着されるが、XとアドベンチャーはクリアランスソナーやBSMなどがOP設定だ。

  • G以上はパワーバックドアが備わっているが、G・Zパッケージは、足元ワンタッチでゲートを開けるハンズフリー対応型が標準となる。

  • Xこそファブリック仕様だが、G以上は合成皮革+ステッチ仕様が標準設定。ただアドベンチャーはスポーティな専用意匠タイプとなる。

【結論】復活を遂げた新型RAV4の実力は如何に?

  •  世界的には今やカムリを超えるトヨタの主力モデルへと成長したRAV4。ベストセラーは保守的になりがちだが、新型はデザイン/パワートレーン/シャシー/4WDシステムを刷新して攻めの姿勢を選んだ。また、昨今のSUVに必要なオン/オフのバランス良い走行性能はもちろん、数値に表れないような官能性能もスポーツカー並みにこだわっているなど、クルマとしての総合性能も非常に高い。ライバルに対して性能と価格のバランスの良さも魅力的だ。

     そういう意味では、新型RAV4は断然“アリ”だ。国内販売をやめて3年のブランクがあるのが気になるが、RAV4ブランドにあまり悪いイメージもないため販売面も心配はないだろう。

    オススメグレードは? →【アドベンチャー】
    ハイブリッドの力強さにも惹かれるが、オススメはアドベンチャーだ。より個性的なルックス、オン/オフ問わない軽快で気持ちいい走りと、新型RAV4が目指したコンセプトを最も体現しているグレードだろう。

  • 【川島茂夫】実用優先の中に宿る 最先端技術の数々 評価されて当たり前

     スペシャリティやプレミアムなど、付加価値を求めるユーザーが増えたことでSUVの本質も見失われがちだが、RAV4はそんな流れに一石を投じるモデルだ。

     代を重ねるにつれてボディサイズは拡大しているが、実用面に優れるSUVというRAV4の本質は少しもブレていない。オン&オフロードを両立させるために投入された走行支援機能や安全&運転支援機能、多彩なキャビン&ラゲッジのユーティリティなどには、トヨタの最先端のクルマ技術が注がれており、ありがちな過剰演出などは、あえて控えめにしている。趣味や実用の道具としてSUVを選ぶユーザーにとって、本質重視のSUVの登場は大歓迎だろう。

    オススメグレードは? →【アドベンチャー】
    専用の内外装がアウトドア趣味に似合いというのもあるが、新AWDの走りも見所。Gに比べると高級装備が簡略化されるが、オフロード性能優先で選ぶのもRAV4のキャラには合っている。

ふたりのオススメグレードは? →【アドベンチャー】ハイブリッドの力強さにも惹かれるが、オススメはアドベンチャーだ。より個性的なルックス、オン/オフ問わない軽快で気持ちいい走りと、新型RAV4が目指したコンセプトを最も体現しているグレードだろう。【アドベンチャー】

提供元:月刊自家用車

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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