新型車比較・ライバル車対決
更新日:2019.02.16 / 掲載日:2019.02.16

【MITSUBISHI デリカD:5 】厳選オススメモデルはこれだ!【PICK UP13】

MITSUBISHI デリカD:5 (プロトタイプ)

●価格帯:約385万~約425万円 (※予約注文の参考価格)

■主要諸元(G パワーパッケージ/7人乗り)●全長×全幅×全高(mm):4800×1795×1875 ●ホイールベース(mm):2850 ●車両重量(kg):1950 ●パワートレーン:2267cc直4DOHC直噴ディーゼルターボ(145PS/38.7kg・m) ●JC08モード燃費(暫定値):13.6km/L ●燃料タンク容量(L):64[軽油] ●最小回転半径(m):5.6 ●最低地上高(mm):185

キープコンセプトで内外装を一新 走りも装備もグレードアップ

新型デリカは標準型(右)とアーバンギア(左)の2タイプ設定。グリルやフェンダーのデザインが異なり、その名の通りアーバンギアの方がオンロード寄りのキャラクターとなる。

騒音や振動、加速反応など 全体的に走りの質感aが向上

2L&2.4Lのガソリンエンジンは新型には搭載されず2.3Lディーゼルのみ。従来のディーゼルエンジンをベースに、尿素SCRの採用をはじめ全面的な改良を実施。環境性能や走行フィールの向上を果たしている。

 最新のディーゼル車としては騒音振動は大きめだが、従来型に比べると、気にならないレベルまで減少。踏み込み時の加速反応は明らかに向上しており、巡航ギヤの維持力や加減速コントロールも容易となった。また、オフローダー的だった乗り心地は、すっきりした味わいに改善。走りの質感が大幅に向上していることも新型の強みだ。

フルチェンジではないが イメージチェンジに成功

 まもなく正式発売となる新型は、マイナーチェンジながらも、フロントマスクもインパネも別物と思えるくらいの変身ぶりを遂げた。D:5の本来の車格設定はアッパーミドルクラスなのだが、実用感の強いデザインだった従来型は、その一つ下の2L級に近い印象が強かった。そこで今回のマイナーチェンジでは、内外装に大幅テコ入れを行い、名実共にアッパーミドル級を名乗れるよう、1ランク上のミニバンを狙ってきたわけだ。

 もちろん、新型もSUVの流れを汲むアウトドアユースを意識したモデル、というコンセプトは変わっていない。従来型の基本シャシーを踏襲しつつ、ミツビシAWD思想に基づいて4WD制御を進化させて、悪路踏破の安定性を向上させてきた。見た目の印象に似合わず、ハードな悪路性能を有しているのだ。

 さらにパワートレーンの改良も見逃せない。パワーユニットはディーゼルターボのみとなり、尿素SCRを採用するなどの大幅改良が加えられた。この改良の恩恵は大きく、燃費やドライバビリティの改善だけでなく、振動騒音も飛躍的に改善されている。

 さらに安全&運転支援機能も大幅にグレードアップ。全車速型ACCに加え、衝突回避も歩行者対応型を装着。車線維持支援も備えるが、これが警告レベルなことは残念。車格やカテゴリーを考えれば十分なレベルなのだが、この先長く販売される最新モデルと考えると少し気になってしまう。

誰にも似ていない 個性的な エクステリア

  • 標準系は迫力のメッキグリルでワイルドな雰囲気。

  • アーバンギアはより低いアンダーバンパーやサイドスカート。

  • 都会的な仕立てだ。

  • ドアやルーフ、ガラスなどは従来と変わらないが、両タイプともに新鮮味がある。

インテリアの質感が大幅に改善

質実剛健さを個性としてアピールした従来型から、よりラグジュアリーな雰囲気に路線変更。7人乗り/8人乗りともにシートアレンジは従来と同様だが、多彩な収納を新設して使い勝手を向上させている。

SUV的な用途もカバー

  • 不整地走行への適応はかつてのスターワゴン・4WD以来の血統。ミニバンとしてはほかにない、デリカだけの特徴となっている。

  • アウトドアレジャーのフィールドが拡がる走破性を備えている。

先進安全装備を アップデート

単眼カメラとレーザーレーダー、ミリ波レーダーを備え、停車まで制御するACCやリヤクロストラフィックアラートなどの現代的な安全運転支援装備を新採用。

ライバルモデルも見逃せない MITSUBISHI デリカD:5(現行)

 モデルのコンセプトとして純粋なライバルは存在しない。そうなると気になるのは改良前の従来型との違いだろう。内外装の質感や走りの味わいは、圧倒的に新型が勝る。また、安全&運転支援機能の差も決定的だ。従来型の実直な道具感を好むのでなければ、あえて従来型を選ぶメリットは希薄だ。

  • 中央に大きくそそり立つナビ&センターコンソールパネルをはじめ、タフさやツール感のアピールに力が入れられており、高級感や洗練度は二の次という印象だ。

  • 2L・FFと2.4L・4WDのガソリン車のほか、2.3Lディーゼル(写真)がラインナップ。主力のディーゼルは型式こそ新型と同じだが、中身はやはりひと世代前のものだ。

デリカD:5の オススメグレードは? G パワーパッケージ

 どのグレードも走行ハード面に大きな差はないので、装備が選び分けの基本。悪路走行でも使い勝手のいい車体周辺モニターや、ライン装着ナビの装着や両側パワースライドドア標準となるG パワーパッケージが無難な選択だろう。

提供元:月刊自家用車

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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