新型車比較・ライバル車対決
更新日:2024.09.21 / 掲載日:2024.09.21

新型シビックRS・ライバルはこの6モデルだ!

シビックRSを検討するならこのモデルも要チェック!

シビックRSを購入候補にするならば、ここで紹介するクルマもぜひ検討してほしい。同じRSを冠するフィットRSやスポーツセダンのWRX S4、実用性と走行性能が両立されたレヴォーグなど見逃せないモデルをカタログ形式で見ていこう。

●文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之

※価格には特別仕様車等を含みません。

TOYOTA/SUBARU GR86/BRZ

価格:293万6000〜361万6000円/332万2000〜381万7000円

駆動方式 FR

FRのワインディングスポーツの典型。大きなアクセルの踏み込みや振り込むような操舵で容易にオーバーステアへと移行。路面感覚の強い乗り心地などレーシングカートを思わせる運転感覚と乗り味も独特だ。現行型になって動力性能が向上したが、シャシー性能が高速長距離向けではなく、ツアラーとしての資質の高いシビックRSとは対象的。2ドアクーペのボディということもあって、スペック以上にマニア向けのモデルである。

NISSAN ノートオーラNISMO

価格:307万2300〜347万3800円

駆動方式 FF/AWD

車格も内外装の雰囲気も大分異なるので、直接のライバルとはなりにくいが、生活との融合とファントゥドライブを求めるなら注目の一車。走りも内外装もスポーツ感覚を強く意識させるのが同車の特徴であり、とくに電動ならではの瞬発力は見所のひとつ。マニア限定にならないのは限界性能一点張りとせず、日常用途も配慮したバランス感覚。シビックRS視点で見ると濃い味過ぎる感もあるが、スポーツを主張したいなら悪くない。

SUBARU レヴォーグ

価格:363万〜508万2000円

駆動方式 AWD

ツーリングワゴンの系譜として開発され、手頃なボディサイズと4WDを利した全天候性能及びスポーツ性能がセールスポイント。全モデルともターボを採用し、1.8ℓ系と2.4ℓ系を設定。性格的にシビックRSに近いのは実用性能と燃費も配慮した設計の1.8ℓモデル。コントロール性のよさと乗り味の質感では電子制御サスを採用するSTIスポーツが挙げられるが、駆動方式やボディの違いを考えると参考モデル的ライバルと言える。

LEXUS LBX MORIZO RR

価格:650万円

駆動方式 AWD

モータースポーツでの勝利を求めて開発されたGRヤリスと同型パワートレーンを搭載。スペックはハードコアスポーツそのものなのだが、走り全般の方向性は操る愉しさを追求したタイプ。軽負荷から全開走行まで掴みやすい過渡特性と意のまま感に優れたコントロール性を発揮。性能設定はタイプRに近いのだが、長距離ツーリングやタウンユースも配慮したワイドスイートスポットのファントゥドライブという面ではシビックRSと同志向。

HONDA フィットRS

価格:215万3800〜254万1000円

駆動方式 FF

軽量小型の実用的2BOX車でスポーツドライビングを楽しむという点では初代シビックRSの正当な後継車として捉えられる。ただし、走りの方向性はワインディングスポーツ志向ではなく、低速コーナーから高速域まで特性の変化を少なく安定したコントロール性を重視したツアラー型。基本的な走りの考え方は最近のホンダ車に共通しているが、標準系に対して高速域での安心感や乗り味の質感も高く、シビックRSの弟分らしいモデルだ。

SUBARU WRX S4

価格:447万7000〜502万7000円

駆動方式 AWD

数少ないミドルサイズのスポーツセダンという点ではシビックRSとの共通点もあるが、モータースポーツへの参加も前提に性能訴求した点からすればタイプR寄りのモデル。搭載エンジンは全車2.4ℓターボで、駆動方式にはセンターデフ式フルタイム4WDを採用する。サスチューンは日常用途での乗り心地も配慮しているが、ツーリング用途には硬すぎる。操り心地軸脚のシビックRSに対して速さに軸脚を置いたスポーツセダンだ。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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