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更新日:2021.03.29 / 掲載日:2021.03.29
ウーブン・キャピタル、自動配送ロボティクス企業のNuroに出資

Nuro 無人自動配送車
グローバル投資ファンド、ウーブン・キャピタル(以下 Woven Capital)は25日、自動配送に特化したロボティクス企業、Nuro, Inc.に出資を行うと発表した。Woven Capitalは、ウーブン・プラネット・グループ(以下 Woven Planet Group)のコーポレート・ベンチャー・キャピタルであり、本出資は、Nuroが無人自動配送車の開発を加速し、自動運転を実装した配送を実現することを目的としたシリーズCラウンドの資金調達の一部となる。
Woven Capitalについて

Woven Capitalは、モビリティ分野にてグロース・ステージの企業を支援する8億米ドル規模の投資ファンドとして2021年1月に設立された。今後、モビリティ、自動化、人工知能、データアナリティクス、コネクティビティ、スマートシティ分野を中心として、グローバルに投資を行う方針。今回の出資は、Woven Capitalの第一号投資案件となる。
マネージング・ディレクター ジョージ・ケラマンのコメント
Nuroは、自動運転を用いた地域配送の分野におけるリーダー。同社は、最先端の技術および米国の大手ブランドとのパートナーシップにより、日常の買い物体験を、より安全で効率的な形で、全く新しい革新的なものに変えようとしている。Nuroが提供する安全でユーザーフレンドリーな配送は、ポストコロナにおいても消費者に評価されると確信している。NuroのビジネスはWoven Planet Groupが目指す「Safe Mobility for All」にも合致しており、Woven Capitalの第一号投資案件として今後の成長を支援できることを嬉しく思う。
自動配送のリーディングカンパニー【Nuro(ニューロ)】

Nuroは、ロボティクスを活用する自動配送のリーディングカンパニー。Nuroの無人自動運転車は、生鮮品やピザから調剤に至るまで、様々な日用品を、早く、安価に、そして安全に宅配できるようデザインされている。Nuroは、ロボティクスを社会全体に活用し、地域配送を変革していくミッションを担っている。また同社は、クローガー、ドミノ・ピザ、ウォルマート、CVS等、大手企業とのパートナーシップを築いている。
Nuro 共同創業者・President デイヴ・ファーガソンのコメント
安全なモビリティと先端テクノロジーにフォーカスし、トヨタグループとしてのルーツを持つWoven Capitalは、Nuroにとって理想的なパートナー。Woven Capitalのチームは、実社会で自動配送サービスを実現するという私たちの仕事を深く理解し、評価してくれている。彼らと一緒にモビリティの未来を創り、人々の生活を豊かにしていくことを楽しみにしている。
Woven Planet Groupについて
Woven Planet Groupは、トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社の事業を更に拡大、発展させるために、2021年1月、事業を開始。Woven Planet Groupは、自動運転技術、ロボティクス、スマートシティなどの分野において、新しいイノベーションの創出とパートナーシップの拡充を通して、人々の働き方や暮らしを変えていく。安全でつながったモビリティにより、地球(プラネット)をより幸せな場所にし、ビジョンとして掲げる「Mobility to Love, Safety to Live」の実現を目指している。