車の最新技術
更新日:2018.10.28 / 掲載日:2016.06.06
スカイアクティブのi-stopとは?

goo-net編集チーム
スカイアクティブの技術に「i-stop」というものがあります。
今回は「i-stop」の技術と仕組みについてご紹介していきます。
スカイアクティブのi-stopとは?
マツダのスカイアクティブテクノロジーをご存知でしょうか?
車好きの方はもちろんですが、スカイアクティブテクノロジーという単語を、
CMなどで聞いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
マツダのスカイアクティブは、車を開発し続けてきたマツダだからこそできる、
新世代の技術と言えるでしょう。
その中でもi-stopと呼ばれるアイドリングストップの技術は、
従来のアイドリングストップよりも操作性を向上させており、
燃費削減に考慮し作られたシステムです。
i-stopの仕組み
i-stopはガソリンエンジンを搭載している場合、
ピストンとスロットルに加え電気装置であるオルタネーターを制御することで、
エンジンを停止させます。
ここまでは従来のアイドリングストップとあまり変わりません。
しかし、エンジンを始動させる時にスターターモーターだけを使わないという点が特徴的です。
エンジンのシリンダーに燃料を発射させることでシリンダー内に爆発が起こり、
その爆発力によってピストン位置が下がりエンジンが動き出します。
この時セルモーターは、ピストンが回転運動に変わるために、
クランクが回転することにより作動します。
スターターモーターのみの場合と比べると、モーターを動かすことによる燃料消費より、
シリンダー内で爆発を起こすやり方の方が、燃料消費は軽減されるようになりました。
また、モーターの力をあまり使わないことにより、
静かなエンジンスタートをきれるようにもなりました。
i-stopのバッテリー負担軽減に対する工夫
i-stopに限らず、アイドリングストップシステムを搭載している車は、
停止する度にエンジンを止めて再び始動させるため、
バッテリーへの負担は通常の車に比べ大きくなる傾向にあります。
しかし、マツダのi-stopはアイドリングストップに対応するべく、
強力なバッテリーを2つ搭載することでバッテリー負担を軽減させています。
i-stopは燃費性能を向上させるために作られたアイドリングストップシステムであり、
他のアイドリングストップとは仕組みが異なるだけでなく、
バッテリー負担も軽減されるように工夫されています。