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更新日:2022.05.27 / 掲載日:2022.05.23
【CORNES DAY 2022】フェラーリやロールス・ロイスがサーキットを埋め尽くす!

文と写真●大音安弘
欧州高級輸入車の正規ディーラーを展開するコーンズモータースが、2022年5月8日、富士スピードウェイにて、顧客向けイベント「CORNES DAY 2022」を開催した。
「CORNES DAY」は、コーンズモータースが、同社の顧客であるフェラーリ、ランボルギーニ、ロールス・ロイス、ベントレー、ポルシェのオーナー向けに行うサーキット走行を中心とした年1回のビッグイベントだ。昨年の鈴鹿サーキットに続き、今年は舞台を富士スピードウェイに移した。今年は、全国各地から、165台の車両と350名のオーナーと、その家族などが参加した。フェラーリと縁の深いコーンズモータースだけに、やはり参加車両の数では、フェラーリが最多となっていた。



サーキット主体のイベントであるため、メインは国際級サーキットコースを使った走行会がメインとなる。中級者以上を対象とした本格的なスポーツ走行だけでなく、サーキット初心者を対象とした先導車のリード付でスポーティな走りを楽しめる「アクティブ走行」に加え、サーキットコースでのクルージングを楽しむ「ファミリー走行」も用意し、誰しもがサーキットに親しめるメニューとなっていた。また記念撮影を含めた「パレードラン」も実施され、サーキットコースが、超高級車で埋め尽くされる姿は、壮観であった。

展示エリアの見所は、コーンズモータースによる新旧のレアなスーパーモデルの展示だ。太っ腹に感じたのは、貴重な展示車に近づき、細部まで鑑賞することができたこと。これも顧客クラシックカーでは、「フェラーリF40」、「フェラーリF50」、「ポルシェ959」、「ランボルギーニ・カウンタック25thアニバーサリー」といったスーパースターたちを展示。さらに現代車でも、「ラ・フェラーリ」を始め、日本専用限定車「フェラーリJ50」、世界限定19台のみの「ランボルギーニ シアン ロードスター」など、驚くべき顔ぶれが揃った。特に注目すべきは、特別なオープンスポーツである「モンツァSP1」&「モンツァSP2」の2台が同時に展示されたことだろう。この2台の主な違いは、1人乗りの「SP1」と2名乗りの「SP2」であることにあり、同じシリーズの限定車である2台の違いを実車で比較できたのは、非常に幸運な機会といえるだろう。
この他にも、ロールス・ロイスのゴーストの試乗体験である「FIND YOUR GHOST」や最新ベントレーによるミニドライビングレッスン付きの試乗「ダイナミック・ライド2022」も富士スピードウェイ内の施設を活用して行われていた。また来場者の愛車が並ぶ駐車スペースも、超ハイエンドカーばかりということもあり、まるでモーターショーのように華やかで、クルマ好きにはたまらないエリアとなっていた。
近年、コーンズモータースでは、顧客とのコミュニケーションやドライビングの機会などの提供に力を入れており、様々なイベントを独自で開催しているが、その中でも最大の規模を誇り、幅広い車種が参加できるのが、「CORNES DAY」となっている。参加車両が、比較的新しいクルマが中心となっているが、イベント担当者によれば、将来的にはクラシックカーを含め、より幅広い世代のクルマたちが参加できるイベントにしていきたいとのことだ。