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更新日:2022.05.10 / 掲載日:2022.05.10
電気自動車に関する調査 運転経験ある人は約2割 パーク24
カーシェアリングやレンタカー、時間貸駐車場などのサービス事業を展開するパーク24(本社:東京都品川区)は5月9日、同社が毎月9日に調査結果を発表している、クルマや交通に関するアンケートの一環として、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に実施した「電気自動車」に関するアンケート結果を発表した。同調査は2022年2月16日~2月22日の期間で実施し、6,940名の有効回答を得たもの。
所有しているクルマのエンジンタイプ 「電気自動車」はわずか1%

クルマの所有者に、所有しているクルマのエンジンタイプについて聞いたところ、「レギュラーガソリン車」の73%が、2位の「ハイブリッド車」18%と50ポイント以上差をつけてトップに。続いて、3位「ハイオクガソリン車」で14%、「電気自動車」は1%となっている。同社によれば、2016年の調査開始以来からほぼ変動していない結果となったという。
また、2021年の国内新車販売台数に占める「電気自動車」の割合も約1%(※1)となっており、今回の調査結果はそれと同率となっている。
※1:一般社団法人 日本自動車販売協会連合会「燃料別販売台数(乗用車)」(2021年1月〜12月の新車販売台数合計と電気自動車販売台数合計より比率を算出)
電気自動車を運転したことが「ある」人は全体で2割弱 そのうち約3割が「レンタカー」で運転を経験

電気自動車を運転したことはあるか聞いたところ、「ある」と回答した人は17%となり、年代別でも傾向の違いはみられなかった。

続いて、電気自動車を運転したことがある人に、何で運転したかを聞いたところ、1位は「レンタカー」で27%、2位は「カーシェアリング」の24%、以降、「家族や友人・知人から借りたクルマ」「自家用車」が12%、「一緒に外出した人のクルマ」の10%と続く。
また、「その他」では、「社有車」や「カーディーラーやイベントでの試乗」という回答もみられた。
電気自動車がどのようになったら購入するか?「価格が手ごろになったら」が38%でトップに

電気自動車を所有していない人に、電気自動車がどのようになったら購入するかを聞いたところ、「価格が手ごろになったら」が38%で最多となり、「購入するつもりはない」が22%、以降「EVステーションが増えたら」「航続距離に不安がなくなったら」「好きな車種があったら」と続く。

年代別で見てみると、20代以下と30代は「好きな車種があったら」が「航続距離に不安がなくなったら」を僅差で上回っており、他の年代よりも車種へのこだわりが強いことがうかがえた。
また、60代以上は「購入するつもりはない」が約3割となり、他の年代に比べ電気自動車の購入意欲が低いことがわかった。
電気自動車1回充電あたりの航続距離 3人に2人が「知らない」と回答

電気自動車の1回充電あたりの航続距離について聞いたところ、3人に2人が「知らない」と回答。航続距離を知っている人の過半数は、アンケート実施時に発売されている主な乗用車タイプの航続距離「256km〜505km※2(WLTCモード※3)」を認識している結果となった。
※2:【日産】LEAF:450km 、アリア B6:470km、【ホンダ】Honda e:283km、【マツダ】MX-30 EV MODEL:256km、 【レクサス】UX300e:367km、 【テスラ】Model Xロングレンジ:505km
※3:市街地、郊外、高速道路といった走行モードで構成された「世界統一試験サイクル」とも呼ばれる国際的な測定方法

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