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更新日:2022.03.24 / 掲載日:2022.03.24
「ホンダ シビック e:HEV」欧州で発表 現地で22年秋発売

ホンダの欧州部門である Honda Motor Europe Ltd. は現地時間の3月23日、ハイブリッドモデルの新型「ホンダ シビック e:HEV」を発表した。2022年秋より欧州で販売開始となるが、日本導入については言及されていない。
※記載の情報は欧州仕様車のものとなります。
シビックにe:HEVを搭載したハイブリッドモデル登場

シビックシリーズは、1972年の発売以来、世界170カ国で累計2,750万台以上を販売しているグローバルモデル。ホンダ シビック e:HEVは、2021年9月に発売された11代目をベースとして、独自の2モーターハイブリッドシステムを搭載したハイブリッドモデルとなる。
新型リチウムイオン電池と2つの電気モーターを、新開発の2.0リッター直噴アトキンソンサイクルエンジンと組み合わせて搭載。これにより、モーターの最高出力は135kW、最大トルクは315Nmを発揮し、素早いトルク感とパワフルな加速を実現しながら、優れた効率を実現する。
このパワートレインは、EV、ハイブリッド、エンジン駆動を操作なしにシームレスに切り替えることが可能だという。また、e:HEVシステムの中心である固定ギア式トランスミッションが、運転状況に応じて車両を最適化。燃費効率に関しては、WLTP試験で110g/km以下のCO2排出量を目指しているという。
このパワートレインと、歴代シビックで培われた力強く安心感のあるハンドリング、直進安定性が相まってより魅力的なモデルに。また、新型では初めてボディスタビライザー付きフロントシートに新設計の構造を採用し、乗員の安定性と快適性が高められた。
「爽快」なデザインアプローチ


「爽快」をテーマとした11代目シビックは、先代モデルからボンネットを25mm下げることで流麗でスポーティなシルエットにするとともに、ガラス面積を増やし明るく開放的な室内空間を実現。ホイールベースを35mm延長したことで、広々とした室内空間を実現するほか、ダイナミック感と直進安定性をも向上させている。
車内では水平基調のダッシュボードがワイド感を強調し、広い視界と相まって開放的な空間を感じさせる。また、9インチのタッチスクリーンをもつインフォテインメントパッケージを採用。Apple CarPlayとAndroid Autoに対応したワイヤレスシステムを搭載している。また、「Elegance」「Sport」グレードには8スピーカー、「Advance」には12のプレミアムBOSEスピーカーを搭載し、ライブ会場のような音響を実現する。


先進の安全運転支援システムHonda SENSING
新型シビックは、ホンダの先進安全装備「HondaSENSING(ホンダ センシング)」を搭載。新開発のフロントワイドビューカメラで認識能力を向上したほか、新しいアクティブセーフティ技術に加え、ユーロNCAPの厳しい安全基準を満たす計11種類もの構造部品を新たに採用している。