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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.03.11
新型インテグラ米国で予約受付を開始 価格は3万ドルから アキュラ

アキュラは現地時間の3月11日、対象ディーラーにて新型インテグラの予約受付を開始した。価格は約3万ドル(日本円で約346万円)からで、間もなく米国内で生産が開始され、納車は今春を予定しているという。なお、日本での導入については明らかにされていない。
新型インテグラは、200psの高出力ターボエンジンに、セグメント唯一の6速マニュアルまたはCVTが組み合わせられる。超高剛性ボディとスポーツチューンドシャシーにより、爽快な走りを実現。リフトバックボディならではの荷室の広さを活かしつつ流麗なスタイリングで、後席の足元にはゆとりのあるスペースを確保し実用性も備える。
6速MT搭載の魅力的なパフォーマンス

新型インテグラは、高剛性ボディとスポーツチューンされたシャシー、そして完全独立懸架式サスペンションによって、正確でスポーティなハンドリングと快適な乗り心地を実現している。また、パワフルなブレーキや正確な可変レシオステアリングという特長も備える。
インテグレーテッド・ダイナミクス・システム(IDS)を標準装備し、スロットルレスポンス、ATマッピング、ステアリングフィール、メーターカラーリングを3つの走行モード(コンフォート、ノーマル、スポーツ)から選択することが可能。ADS(アダプティブ・ダンパー・システム)は、各ドライビングモードで減衰力を調整し、乗り心地とハンドリングをより正確にコントロールできるようにするシステムだ。また、インディビジュアルモードにより、ステアリング、エンジンレスポンス、サスペンションの硬さを個別に選択することができる。
最高出力200ps(6,000rpm)、最大トルク192lb.ft.(1,800 – 5,000 rpm)を発生するVTEC強化DOHC 1.5L ターボ4気筒エンジンを搭載。新型コイル式マフラーの採用により、魅力的な排気音を奏でる。高出力ターボエンジン専用にチューニングされたCVTオートマチックトランスミッションは操作に素早く反応し、加速時にはステップシフトによりギアチェンジを行う。また、操作性を高めるため、ステアリングホイール付のシフトパドルを標準装備する。
セグメント唯一となる6速マニュアルトランスミッションには自動レブマッチング機能を備え、滑らかな変速で安定したドライビングを実現。コーナー立ち上がり時のトラクションを最大限に確保するため、ヘリカルLSD(リミテッドスリップディファレンシャル)を採用したMT車も設定されている。
スポーティかつコンパクトなエクステリアデザイン



新型インテグラは、特に初代5ドアモデルからインスピレーションを得た、スポーティかつコンパクトなプロポーションを特徴とする。クーペのようなフォルムとリフトバックデザイン、それに細いAピラーや低いカウルは運転時には優れた視認性を発揮する。
フロントフェイスは、4つのJewelEye LEDヘッドライトエレメントと、シケインLEDデイタイムランニングライトを装備し、リアにはデュアルエキゾーストフィニッシャーを備え、スポーティさを強調する。そして、フロントとリアに配されたインテグラのロゴは、3代目インテグラを彷彿とさせるアクセントとなっている。足元には特徴的な17インチアルミホイールを標準装備し、18インチはオプション、19インチはアクセサリーとして用意される。
プレミアム感あるパーソナルなインテリア空間



インテリアには上質な素材やスイッチ類が採用され、プレミアム感を演出したスポーティかつパーソナルな空間を演出する。低いカウルと細いピラー、ドアマウントのエクステリアミラーによって、優れた視認性を実現。分割可倒式リアシートバックを採用し、荷室を拡張することができる。シートは運転席8段階調節機能付きで、エボニー、レッド、オーキッドの3色展開。
インフォテイメントシステムには、10.2インチのAcura Precision Cockpitデジタルメータークラスターや、Apple CarPlayとAndroid Autoを統合した7インチのデジタルタッチスクリーンなどを標準装備する。また、標準装備のプレミアムオーディオは8スピーカーで構成される。
最先端の安全装備と性能

インテグラには、アキュラの全モデルと同様に、ACE(Advanced Compatibility Engineering)ボディ構造が採用される。これは斜め前方衝突時の乗員保護性能を向上するために設計されているもので、衝突時のエネルギーをキャビンの周囲に導く構造になっている。また、新世代フロントエアバッグを運転席と助手席に搭載するほか、後席サイドエアバッグは標準装備、アルミボンネットは衝突時の歩行者保護のための内部構造を持つなど、内外の安全性が高められた。
標準装備される運転支援・安全技術であるAcuraWatchスイートには、広視野・長距離の新型シングルカメラシステムを採用。この新しいシステムにより、衝突軽減ブレーキシステムは車両、歩行者、自転車まで区別して認識する。また、交通標識認識や渋滞回避支援などの機能、アダプティブクルーズコントロールや車線維持支援システムなどの機能において、より自然な反応を実現するという。


