アキュラが新型インテグラのプロトタイプ世界初公開

　アキュラは現地時間の11月12日、新型インテグラのプロトタイプを世界初公開した。クーペのようなルーフラインの5ドアボディが、NSXから受け継いだインディ・イエロー・パール塗装で仕上げられている。新型インテグラは来年前半の発売が予定されており、価格は30,000ドル（およそ343万円）前後になるとみられる。

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インテグラ初の純正ターボを搭載、6速MTもラインナップ

　新型モデルのインテグラは、初代インテグラをはじめとする歴代のインテグラにインスパイアされたパフォーマンスモデルで、5ドアのデザインと運転の楽しさを備えたプレミアムスポーツコンパクト。インテグラ初となる純正ターボを搭載し、リミテッド・スリップ・ディファレンシャル、VTECを採用した高出力の1.5リッター・エンジンを搭載。6速マニュアルトランスミッションも用意される。

　副社長兼アキュラブランドオフィサーのジョンイケダ氏は、「インテグラは、アキュラの歴史の中で最も象徴的なモデルの一つです。この新型インテグラは、エモーショナルなパフォーマンスとスタイルに加えて、今日のバイヤーが求める多用途性とユーティリティーを兼ね備えています」と述べた。

現代的に解釈された5代目インテグラはクーペのような存在感

　日本でデザインされた新型インテグラは、劇的に傾斜したルーフラインとリフトバックテールゲートにより、クーペのような存在感ある大胆なエクステリアとなっている。また、運転席側ヘッドライトと助手席側テールライトの下にインテグラの名前をエンボス加工で入れるなど、5代目モデルではインテグラが現代的に解釈されている。

　タイプSコンセプトで初めて採用されたアキュラのフレームレスのダイヤモンドペンタゴングリルは、インテグラの正面にスポーティなキャラクターを与えている。また、LEDデイタイムランニングライト “シケイン “がLEDヘッドライトの上に配置されたことで、よりドラマチックな外観となっている。

　逞しいリアホイールアーチと、デュアルエキゾーストフィニッシャーを備えたアグレッシブなリアフェイシアが、インテグラのワイドトラックを強調している。また、歴代のインテグラからヒントを得て、”シケイン “と呼ばれるライトシグネチャーを備えたワイドなシングルピースのテールライトを採用。マット仕上げの19インチスプリットファイブスポークホイールの後ろには、ブレンボ製大型ハイパフォーマンスブレーキが装着されており、カラーリングされたインディイエローのキャリパーが、その制動力とアグレッシブな外観を表現している。

　インテグラプロトタイプは、2000年から2001年に発売されたインテグラタイプRに採用されていたフェニックスイエローに敬意を表し、インディイエローパール塗装を施している。また、サイドシルには「Integra」の文字が大胆に配された。

　新型アキュラインテグラは、オハイオ州のメアリーズビル工場で来年から量産が開始される。アキュラTLXと同じ生産ラインで製造され、インテグラとしては初めて米国で生産されるモデルとなる。アキュラは、インテグラの詳細については来年前半の市場導入に向けて発表する予定としている。

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