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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.03.04
新型アウトランダーPHEV ニュージーランドで販売 海外初投入

三菱は3月4日、新型クロスオーバーSUV「アウトランダー」のプラグインハイブリッドEV(PHEV)モデルを、ニュージーランドで3月6日より販売開始すると発表した。同モデルの海外市場投入は今回が初。
昨年11月より先行注文開始 受注数は目標を超える500台に

新型アウトランダーPHEVは、三菱のフラッグシップモデルとして、同社が持つ電動化技術と四輪制御技術を結集。「威風堂堂」をコンセプトにボディやシャシー、パワートレインなどすべてを刷新し、さまざまな天候や路面で安全・安心な走りやゆとりある居住性と多彩な使い勝手といったSUVとしての魅力と、環境に優しく力強く滑らかな加速や高い静粛性といった電動車としての魅力を高い次元で両立したモデルとなっている。
ニュージーランドでは2021年11月より、発売に先駆けて先行注文の受付をスタート。2022年2月20日現在で、目標を超える500台を受注しているという。
なお、同モデルは今後、年内に豪州および北米市場への投入が予定されている。
ロングドライブの機会多い地域的なニーズに応える

今回のニュージーランド市場投入に際し、同社の矢田部陽一郎副社長は「ニュージーランドでは新型アウトランダーのガソリンエンジンモデルを昨年10月より販売開始し、2021年の同国で最も販売台数の多い乗用車(※)となるなど好評を得ています。今回投入するPHEVモデルは、電動化技術をいっそう磨き上げ、EV航続距離と総合航続可能距離を大幅に拡大しているので、ロングドライブの機会が多い同国のお客様にも喜んでいただけるものと思っています。近年、サステナブルな移動手段への注目が高まるニュージーランドにおいて、より魅力を高めた電動車として自信を持ってお届けします」とコメントを寄せている。
※先代と現行のガソリンエンジンモデルとPHEVモデルを合わせた2021年1月~12月累計販売台数、同社調べ
アウトランダーは、2001年に発売した三菱初のクロスオーバーSUVで、日本では「エアトレック」の名称で販売開始。近年は、同社の世界販売台数の約2割を占めるコアモデルの一つに成長している。先代より設定したPHEVモデルは、2013年に世界初のSUVのプラグインハイブリッドEVとして日本で発売した後、欧州、オセアニア、北米、そしてアセアンなどに順次展開。2022年1月末時点での世界累計販売台数は約30万台、ニュージーランドでは約2,600台となっている。