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更新日:2022.04.01 / 掲載日:2021.12.27
プジョー初の水素自動車 商用バンを生産開始 航続距離は400km
プジョーは、ブランド初の水素自動車「プジョー e-エキスパート Hydrogen」が現地時間の12月13日にラインオフしたと発表した。
プジョー e-エキスパート Hydrogenの最初の納車先は、ミシュラン・グループの子会社、WATEA by MICHELINで、年末の休暇前に納車される予定。プジョーは商用車セグメントにおいて、内燃エンジン・バッテリー式電気自動車・水素燃料電池自動車を提供する最初のメーカーの1つになったとしている。
「プジョー e-エキスパート Hydrogen」最初の車両がラインオフ
プジョーのリンダ・ジャクソンCEOは、次のように述べた。「プジョーはe-エキスパート Hydrogenによって、小型商用車市場における将来のゼロエミッション技術でリードしています。水素電気技術は、充電を必要としない日常的な使用を可能にします。これは、1日に高速道路を数百キロ走行し、その後排ガス規制のある都市部に入る必要があるプロフェッショナルにとって決定的な利点となります。ステランティスが開発し、e-エキスパートHydrogenに搭載された水素テクノロジーは、このような使用を可能にします」。
プジョーの水素バンは、「ミッドパワー・プラグイン水素燃料電池電気」システム全体をエンジンルームとアンダーボディに統合。その結果、積載量を犠牲にすることなく、安定性、安全性、俊敏性を保証する低重心化を実現している。
プジョー e-エキスパート Hydrogenは、バッテリー駆動車の e-エキスパートをベースとし、ステランティス専用システム「ミッドパワー・プラグイン水素燃料電池電気」が搭載されている。タンク内の水素で、必要な電力を生成。10.5kWhの容量を持つ高電圧リチウムイオン二次電池へは外部から充電することもでき、電気エンジンに電力を供給することが可能となっている。
e-エキスパート Hydrogen の特徴
e-エキスパート Hydrogenは、3分で水素を充填でき、400km以上の走行が可能(WLTP/ホモロゲーション中)で、高電圧バッテリー用充電ソケットを備える。また、ディーゼルエンジン車やバッテリー電気自動車と同様、スタンダードとロングの2タイプが設定されている。積載量は最大6.1立方メートル、最大1000kgの牽引力をもち、最高速度は130km/hを実現する。
水素自動車は現在、さまざまな国際プロジェクトが発表されているが、特に欧州では政府の計画により水素ステーションの数が絶えず増加している。プジョーはエネルギー供給会社と直接協力しながら、e-エキスパート Hydrogenによってこの市場での主要な地位を占めたい考えだ。
ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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