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更新日:2022.04.01 / 掲載日:2021.12.31
アウディ 2026年以降発売モデルはすべて電気自動車へ

アウディはこのほど、未来の車両プロジェクトに対する先行投資総額が、2026年までに約370億ユーロに達することを明らかにした。特に電動化とハイブリッド化だけで約180億ユーロの予算を割り当て、eモビリティに対する取り組みを強化する方針を示した。
アウディ新型電気自動車4モデルが登場した2021年
アウディは2021年、製品ラインナップにおける電気自動車の数を倍増させ、内燃エンジン搭載車よりも多くの電気自動車を市場に投入した。新型電気自動車4モデル(e-トロン GT quattro、RS e-トロン GT、Q4 e-トロン、Q4 スポーツバック e-トロン)が追加された。アウディは2025年までに、20以上の電気自動車をラインナップすることを計画している。
充電インフラの拡充も加速
電動化モデルの数が増えるにつれ、充電インフラに対するニーズも高まる中、フォルクスワーゲングループは世界中で充電インフラの拡充に力を入れている。
アウディはドイツ・ニュルンベルクにおいてパイロットプロジェクト「Audi charging hub(アウディ チャージングハブ)」の実証実験を行っている。現地で12月23日から一般利用が可能になるというこのシステムは、予約可能な急速充電(HPC)ステーションに、充電中の時間を過ごすためのプレミアムなラウンジが併設される。ステーションでエネルギー貯蔵システムとして使用されるバッテリーは、解体された開発車両から回収された使用済のセカンドライフバッテリー。さらに、ルーフに設置された太陽光発電から追加のグリーンエネルギーが供給される。これにより、アウディの充電サービスe-tron Charging Serviceの範囲を拡大。現在、ヨーロッパ26か国の約29万の充電ポイントでの利用が可能だという。
アウディはさらにヨーロッパ最大の急速充電(HPC)ネットワークであるIONITY(アイオニティ)の拡充にも取り組む。フォルクスワーゲングループ、アウディ、ポルシェも創設メンバーに含まれるIONITYは、7億ユーロを投資し急速充電ポイントの数を2025年までに現在の1,500から約7,000にまで増やすことを目指している。
2026年以降発売モデルはすべて電気自動車へ
AUDI AG財務および法務担当取締役のユルゲン リッテルスベルガー氏は次のように述べた。「私たちが現在策定している期間計画には、2026年までの先行投資において、電気自動車およびハイブリッド車の包括的な製品攻勢を実施し、弊社のロードマップを一貫して実行するという非常に明確な焦点を定めています」2022年から2026年の間に、アウディグループは約370億ユーロの投資を計画。電動化とハイブリッド化だけで約180億ユーロの予算を割り当てており、eモビリティへの移行に明確な姿勢を示している。
AUDI AG最高経営責任者(CEO)のマルクス ドゥスマン氏が「私たちは、気候に中立なモビリティへの転換を加速しています」と語るように、2026年以降にアウディが発売するモデルはすべてが電気自動車となる予定。そのため、同社は2033年までに内燃エンジンの生産を段階的に廃止していくという。

ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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