車のニュース
更新日:2021.09.15 / 掲載日:2021.09.15
日産 EV活用で国立公園の魅力発信 環境省とパートナーシップ締結

日産自動車、環境省と「国立公園オフィシャルパートナーシップ」を締結
日産自動車株式会社は9月14日、環境省と「国立公園オフィシャルパートナーシップ」を締結したと発表した。自動車産業の企業が環境省と同パートナーシップを締結するのは初の事例となる。
EVを観光に活用、国立公園の魅力発信

「国立公園オフィシャルパートナーシップ」は、環境省と企業・団体が相互に協力し、国立公園の魅力を発信するとともに、国立公園利用者の拡大を図ることで、環境保全への理解を深めると共に、地域の活性化につなげる取り組み。
小泉 進次郎環境大臣出席のもと、同日執り行われたオンライン締結式には、日産自動車副社長の星野 朝子氏が参加した。第8回目を迎えた締結式には、パートナー7企業・団体が参加し、今回をもって全112の企業、団体がオフィシャルパートナーとなっている。
日産自動車は、2018年5月より、電気自動車(EV)の普及を通じて、環境、防災、エネルギーマネジメント、観光、過疎などの地域課題解決を目指す、日本電動化アクション『ブルー・スイッチ』を推進してきた。今回のパートナーシップは、この『ブルー・スイッチ』活動の一環として、EVを観光に活用し国立公園の魅力を発信する上で、国立公園を管理する環境省と相互に協力しあうことを目的に締結されたもの。日産の『ブルー・スイッチ』活動としては、141件目の取り組みとなる。
取り組み概要
(1) 関係自治体及び企業と連携した電気自動車(EV)を活用した国立公園の魅力を満喫できるエコツーリズムの企画及び実施を通じた国立公園の理解及び誘客の促進
(2) 電気自動車(EV)での国立公園訪問を促進するよう、SNS等で情報発信を行うことを通じた国立公園の認知向上及び来訪促進
(3) 関係自治体の協力を通じた国立公園内及び周辺地域における電気自動車(EV)利用による観光施設等利用の優遇特典のとりまとめと、それら情報を掲載した情報の配布及び配信による国立公園の認知向上及び誘客促進
【具体的取り組み事例】熊本県阿蘇市

阿蘇市と日産自動車、環境にやさしい電気自動車を活用した観光活性化にむけ電気自動車優遇施策発表
熊本県阿蘇市は、環境にやさしい電気自動車で阿蘇くじゅう国立公園など阿蘇市の主要な観光地に訪れた際に受けられる電気自動車優遇策を、2021年4月1日より開始している。
この優遇策は、対象となる駐車場の無料化、有料道路代金の割引など、電気自動車にのみ適用されるもの。阿蘇市と日産グループは、この優遇策が阿蘇市内外に広く認知されることにより、さらなる電気自動車の普及を目指して連携を深め、阿蘇市の環境負荷低減と2016年4月に発生した熊本地震からの復興に取り組んでいる。
日産 リーフ(2021年5月 発売モデル)
走行中にCO2を全く排出しないゼロ・エミッション車の電気自動車「リーフ」。
ゼロ・エミッションである事に加え、電動パワートレインならではのパワフルな加速、そして低重心を活かした軽快なハンドリングを実現し、さらに進化した自動運転技術を始めとする先進技術を合わせ持つ、「技術の日産」の粋を結集したクルマとなった。
ラインアップは「S」、「X」、「X Vセレクション」、「G」、専用にチューニングされたコンピューター(VCM)を搭載した「ニスモ」、優れたエネルギー効率とさらなる高出力、高トルクを実現する新開発e‐パワートレインを搭載した「e+ X」、「e+ G」、オーテックジャパンより「X」、「e+ X」をベースとしたカスタムカー、「オーテック」、「e+ オーテック」を用意。
運転支援技術の「プロパイロット」や駐車操作のすべて(アクセル、ブレーキ、ハンドル、シフト、さらにパーキングブレーキまで)を自動制御する「プロパイロット パーキング」は、ドライバーの運転に近づけ、より自然な運転感覚を実現。また、全方位運転支援技術を拡充。車線変更時の斜め後方の車両との接触回避をアシストする「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」を新たに採用することで、ドライバーは全方位で気づきにくい危険を察知することが可能となった。さらに、衝突を回避するように支援することで、ドライバーはより安心してドライブができる。
今回、プラズマクラスター技術搭載フルオートエアコンや、高性能フィルター(花粉・におい・アレルゲン対応タイプ)、新たにJIS/ISO規格に沿って抗菌効果が実証された素材を使用した抗菌仕様シートや抗菌仕様ステアリングなどを一部のグレードに標準装備。併せて、「X Vセレクション」、「e+ X」をベースに専用装備等によるさりげないこだわりで、ひと味違う上質感漂うスタイルに仕上げた「アーバンクロム」、「e+ アーバンクロム」を設定。漆黒フロントグリルや、ブラックカラーのサイドターンランプ付電動格納式リモコンブラックドアミラー(ドアロック連動格納機能付)、17インチダークアルミホイールなどを採用し、洗練されたエクステリアとした。また、インテリアには、エアコン吹き出し口にシルバーフィニッシャーの加飾を施すなど、細部までこだわったデザインに仕上げた。ボディカラーは、新色「バーガンディー/スーパーブラック」と「暁‐アカツキ‐サンライズカッパー/スーパーブラック」を含む全14色を用意。