軽自動車EV2022年度初頭に発売予定！　価格は200万円からを予定　日産と三菱より

　この軽EVは、“軽”の概念を覆すEVならではの力強い加速、滑らかな走り、そして高い静粛性を兼ね備えるモデル。さらに、運転支援技術をはじめとする、様々な先進技術も搭載する。

　バッテリーの総電力量が20kWhとなる本モデルは、安心して日常で使用できる航続距離を確保するとともに、EVバッテリーに蓄えた電気を自宅へ給電することで家庭の電力として使用することも可能。もしもの時には「走る蓄電池」となり、非常用電源として充分な能力を発揮するという。

　車両寸法は、全長 3395mm / 全幅 1475mm /全高 1655mmと、取り回しに優れ、運転しやすいモデルとなるよう。なお、実質的な購入価格は約200万円から*となる見込み。

*車両本体価格から補助金額（今年度と同額と想定）を差し引いた購入額。リサイクル料金、保険料、消費税以外の税金、届出等に伴う諸費用は含まれない。

※上記仕様は2021年8月時点のものであり、今後変更となる可能性がある。

　NMKVは2011年6月1日に設立され、今年で10周年を迎えた、日産と三菱自動車の合弁会社(資本構成50％：50％)。軽自動車の商品企画などを担ってきたNMKVは、日産「デイズ」「デイズルークス」、三菱「eKワゴン」「eKカスタム」など人気モデルを世に送り出してきた。
　今回の新型軽EVの生産開始に向けて、NMKVは80億円規模の投資を実施しており、両社と連携して本プロジェクトを推進している。

　日産自動車は、ゼロ・エミッション車のパイオニアとして、これまでに全世界で50万台以上、日本国内では15万台以上の電気自動車「日産リーフ」を販売。また、日本が抱える環境負荷低減や災害対策などの課題を解決するために、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」活動を推進中。
　2030年代早期より、主要市場へ投入する新型車をすべて電気自動車（EV）などの電動車両とすることを目指し、引き続き、電動化技術の開発、電動化モデルのラインアップ拡充に向け取り組むという。

　また、三菱自動車は、2009年6月に世界初の量産電気自動車として『アイ・ミーブ』を発売、続けて『ミニキャブ・ミーブ』『ミニキャブ・ミーブ トラック』と軽商用EVもラインアップしてきた。
　今後も、「環境ターゲット2030」において担げた、2030年までに新車のCO2排出量40％削減という目標の達成に向けて取り組むとしている。