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更新日:2021.03.22 / 掲載日:2021.03.22
日産 新技術を活用した「NISMOヘリテージパーツ」を商品化

R32型スカイラインGT-Rのリアパネル
日産は3月15日、金型を用いずにボディパネルを成形する「対向式ダイレス成形」と、製品開発における試作工程の一部で使用している3Dプリンター技術など、日産の新技術を活用した「NISMOヘリテージパーツ」を商品化すると発表した。
今回商品化するのは、R32型スカイラインGT-Rのリアパネルと、ハーネス用プロテクター(樹脂部品)。
製造廃止となった純正補修部品を再供給

R32型スカイラインGT-Rのハーネス用プロテクター(樹脂部品)
今回商品化が決まったR32型スカイラインGT-Rのリアパネルは、「対向式ダイレス成形」工法および、鏡面化ダイヤモンドコーティング工具による無潤滑加工を基盤技術として活用。さらに熟練作業者の板金ノウハウを取り入れたり、サプライヤーと連携することで、自動車部品に求められる高い品質を実現したという。
また、ハーネス用プロテクターはSOLIZE社と共同開発した3Dプリンター技術を活用。ハーネス本体を製造するサプライヤーと協力し、商品化に至った。
「NISMOヘリテージパーツ」は、日産自動車、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル及びオーテックジャパンの3社が、サプライヤーと共同で製造廃止となった純正補修部品を再供給するもの。2017年12月より販売開始し、約3年間で販売開始時の80部品から、300部品以上に拡大している。