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更新日:2021.03.22 / 掲載日:2021.03.22
横浜ゴム 日産「フェアレディZ」×「ジオランダー」のデモカー制作
日産「フェアレディZ」×「ジオランダー」のコラボレーションで制作された「Z-Adventure」
オシャレで遊び心を忘れない、ジェントルな大人のためのオールラウンドスポーツカーを目指して――。
横浜ゴムが日産・フェアレディZと同社のSUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」のコラボレーションで制作したデモカー「Z-Adventure」がひそかに話題を集めている。
同車両は、新型コロナウイルス感染症拡大により開催中止となってしまった「TOKYO AUTO SALON 2021」での発表に向けて制作。1月17日に公開されたオンラインイベント「TOKYO AUTO SALON 2021/オートサロンTV」で登場して以来、クルマ専門メディアで紹介されるなど、注目を集めているという。
スポーツカーとしてのシルエットを壊さず、オフロード対応力を確保
大口径33インチのオフロードユーザー向けタイヤ「ジオランダー M/T G003」
ラリー・ダートトライアル用アルミホイール「ADVAN Racing RC III」
同車両のカスタムポイントは、未舗装路ではセダンのラリーカー並み、オフロードでも四駆SUV以上の走破性能を確保しつつ、スポーツカーとしてのシルエットを壊さないデザイン。
足元には大口径33インチのオフロードユーザー向けタイヤ「ジオランダー M/T G003」とラリー・ダートトライアル用アルミホイール「ADVAN Racing RC III」を装着し、さらにレース用サスペンションやブレーキキャリパーを採用。また、Baja(バハ)仕様のガードシステム、ウインチやサンドラダーなどレスキューアイテムを装備しオフロード対応力を高めた。
また、安全性と快適性を考慮し、室内にはリクライニングバケットシート、6点式シートベルト、4点ロールバー、エアバッグ付きステアリングを装着。トレーラー牽引も可能でラゲッジスペース不足を補い、バイクやスノーモービルなど遊びアイテムも運べる仕様とした。
ジェントルな大人のためのオールラウンドスポーツカー目指して
同車両のヒントとなったのは、欧米のライフスタイル。クルマ先進国の欧米では、少し生活に余裕のできた多くのクルマ好きが晩年にオフロードツーリングを満喫しているのだという。時代の変遷とともにSUV化が進み、更にそのSUVでも、よりスポーティーな方向に進化している流れから”純粋なスポーツカーの本格オフロード仕様車を作ってみよう”という発想を得たのだという。
また、制作コンセプトは1984年のダカールラリーに参戦し、大差で優勝した「ロスマンズ・ポルシェ953」のオマージュ。オフロードツーリングを楽しんだ後に、高級ホテルのエントランスに乗り付けられるような、オシャレで遊び心を忘れないジェントルな大人のためのオールラウンドスポーツカーを目指したとしている。
今後はモータースポーツや試乗会などの各種イベント、横浜ゴムオウンドメディアや様々なメディアでの露出も考えられているとのことだ。
車両スペック
■車両名:Z-Adventure 【ゼットアドベンチャー】
■ベース:日産「フェアレディZ」(Z34型)
■タイヤ:ジオランダー M/T G003(フロント:255/75R17 LT/リア:33×12.50R17 LT)
■ホイール:ADVAN Racing RC III(フロント:17×7.0J 5/114 +45/リア:17×8.0J 5/114 +38)
■パーツ:BRIDE EUROSTER II/KING特注サスペンション/IPF 2インチドライビングランプ/JAOS特注アンダーガード/HKS SUPER SOUND MASTER/HKS STAINLESS FRONT PIPE他