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更新日:2021.03.03 / 掲載日:2021.03.02
日産中国、蘇州市の新交通システム構築へ基本協定を締結

日産中国、蘇州高鉄新城管理委員会と新しい交通システムの構築を目指した基本協定を締結
日産の中国における関連会社である、日産(中国)投資有限公司(NCIC)は1日、蘇州高鉄新城管理委員会と、「蘇州市におけるインテリジェント交通システムの構築を目指す基本協定」を締結した。日産は、CASE領域における技術開発のノウハウや、国内外での実証実験の経験を活かして、蘇州市の交通システム開発に技術提供するという。
「インテリジェント交通モデル」開発プロジェクト
この協定において日産は、インテリジェントネットワークとインテリジェント交通システムの実証実験への技術提供を行う。同社は、蘇州高鉄新城管理委員会と共に、商用化や他市町村への展開を目指した、インテリジェント交通モデルの開発プロジェクトを推進する。
また本協定には、自動運転技術を用いたサービス導入を見据え、自動運転車両でのテスト走行も含むという。
中国と日本の産業がともに作り上げる新たな交通システム
日産の中国マネージメントコミッティのチェアマンで、専務執行役員の山崎 庄平は、「日産には、電動化技術や自動運転技術など技術開発の歴史がある。蘇州市と連携し、同市の交通システムの発展及び、地域社会に貢献したい。」と述べた。
蘇州高鉄新城管理委員会の丁盛義副主任は、「産業、技術、アプリケーションのエコシステム構築及び、インフラや、アプリケーションシナリオの領域において、効果的な研究開発が行えることを期待している。恵まれた環境と日産の技術力を背景に、世界をリードするインテリジェント交通システムを実現し、中国と日本の産業が共同で作り上げる新たなモデルになると確信している」と語る。
本プロジェクトの責任者であるアライアンス イノベーション ラボ 上海のアライアンス グローバル ダイレクター小林 健樹は、「日産は、コネクティッド、自動運転化、シェア・サービス化、そして電動化のCASEにおける技術とソリューションに確かな実績がある。蘇州市と中国におけるインテリジェント交通システムの発展に貢献していく」と意欲をみせた。